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【広島】帰ってきた背番号7。森﨑浩はチャンピオンシップ進出の“切り札”となれるか?

SOCCER DIGEST Web 8/28(日) 12:00配信

「久々にピッチに立つチャンスだったので、早くボールが出てほしいなと(笑)」

[J1第2ステージ10節]仙台0-2広島/8月27日/ユアスタ
 
 チャンピオンシップ進出に向けて巻き返しを図るチームに、頼もしい男が帰ってきた。広島一筋17年目、背番号7を背負うレフティ・森﨑浩司だ。
 
 森﨑浩の今季公式戦出場は、5月のACL・FCソウル戦のみ。昨季痛めた内転筋や股関節の怪我が癒えて調子が上がってきた矢先に、練習試合で右ふくらはぎを負傷(全治6週間)し、リハビリの日々を送ってきた。実に約3か月ぶりのピッチ――。今季リーグ戦初出場の瞬間は2-0で迎えた88分だった。交代を申請した85分過ぎからプレーが切れずに約2分半ピッチサイドで待つことになったが、はやる気持ちを抑えていたという。
 
「久々にピッチに立つチャンスだったので、早くボールが出てほしいなという想いはありました(笑)。しっかり自分の仕事をしたいなと思って待っていましたね」
 
 プレー時間はアディショナルタイムを含めて5分。90分にアタッキングサードでのこぼれ球を青山敏弘に捌いたファーストタッチがこの試合最初で唯一のプレーとなったが、森﨑浩の心は、ピッチに立たせてもらった感謝と、とにかくチームが勝つことだけを考える気持ちで満ちていた。
 
 充実感を滲ませる背番号7に、「リハビリの間、今季のチームはどのように見えていたか」尋ねてみた。すると、苦しんでいることを認めつつ、チャンピオンシップ進出を狙える位置に食らいついている現状に可能性を感じていると語った。
 
「去年に比べたら安定した結果を得られていなかったと思います。ただ、怪我人がたくさん出るなかで、今の順位(年間4位)にいるのは、チームの総合力の高さかなと。また怪我人が出ていますけど、代わりに入った選手が活躍できるのがウチの強み。僕もそこを意識して、チームを助けたいですね」

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「今度は逆の立場で、僕がチームを支えられるようにやっていきたい」

 仙台戦を急遽欠場したピーター・ウタカをはじめ、宮吉拓実(右大腿二頭筋筋損傷/全治8週間)、アンデルソン・ロペス(左ハムストリングス筋損傷/全治6週間)とアタッカー陣に離脱が相次いでおり、森﨑浩に懸かる期待は大きい。本人もチームの巻き返しに絡んでいきたいと意気込む。
 
「シーズンもあとリーグ戦7試合とルヴァンカップがある。他の選手にない、自分の特長をしっかりチームに落とし込むためにも、コンディションを上げていかないと。これまでは(故障者が出た時は)他の選手が出ていたけど、今度は逆の立場で、僕がチームを支えられるようにやっていきたい」
 
 キャプテンの青山やエースの佐藤寿人、双子の兄・森﨑和幸らとともにチームを牽引し続けてきた百戦錬磨のベテランは、リーグ連覇とルヴァンカップ優勝への“ラストピース”となるべく、静かに闘志を燃やしている。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:8/28(日) 19:55

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