ここから本文です

【ソウル旅その3】 古宮の向こうは大統領府 ソウルっ子おすすめ冷麺2種

オーヴォ 8/29(月) 10:29配信

 政治に見る日韓関係に、あまり楽しい話は多くない。”韓流“に代表される文化交流の枠の中では、それを感じる機会は少ないかもしれないが、隣国だからこそ持つさまざまな歴史を知る努力はやはり必要だ。前向きな交流をさらに深めるためにも、あまり誇らしくない自国の過去もしっかりと見てこよう。ほんの数カ所観光地を巡るだけで、その痕跡を見ることができる。

 ソウルは李朝の都だから、王宮巡りは旅の王道。14世紀に開かれた王宮、景福宮(キョンボックン)もその一つだ。秀吉の時代の文禄・慶長の役などで焼失し、20世紀には、日韓併合で日本の朝鮮総督府が置かれた場所でもある。総督府時代の日本による取り壊しを免れ、朝鮮戦争時代の戦禍から復元された光化門をくぐると、その向こうに見えるのは興礼門。その前では、王朝時代の衛兵交代に当たる守門将交代式が毎日行われている。景福宮を訪ねる時は、まずこの時間に合わせて門をくぐると、プロローグとして歴史絵巻が楽しめる。興礼門をさらにくぐると、その正面には、韓国最大の木造建築、勤政殿がそびえたつ。

 ここで王の玉座を見たら、迷わずさらに奥へと散策を続けよう。景福宮には眺めの良い慶会楼の池があり、その向こうにはこの古宮でもっとも美しいといわれる香遠亭がある。北岳山が借景になっていて、山との間には、大統領府「青瓦台」がある。光化門から歩くとそれなりに距離があるが、“是非もの”だ。

 奥まで散策したら、そのまま東側に抜け、国立民俗学博物館へ。とりあえず1階のカフェで散歩の足を休めて水分補給。博物館には、先史時代から李朝時代までの生活の歴史が展示されているから、半島の文化を大まかにつかむには最適だ。

 景福宮の東側には、前回紹介したゲストハウスがある北村(プッチョン)という伝統的な韓屋が並ぶ地域がある。趣のあるカフェや、韓服の試着ができる店もあるから、天気の良い日にはここを散歩しよう。

 もう一つの“是非もの”が、宗廟。李氏朝鮮時代の歴代王が祀られている。正殿は至近距離からではそのすべてを写真のフレームに収められない、長さ101メートル。単一木造建築としては世界最長だ。正殿まで行く道は静かでほぼ“森林浴”。英語、日本語などで文化財の解説者もいるから、予習も不要だ。

 古宮めぐりの間で、ランチの時間がやってくる。今回の旅では、ソウルっ子のソウル新聞記者がお勧めの“冷麺”店2軒を紹介してくれた。1店目はピルドンミョンノッ(筆洞麺屋)。“平城冷麺四天王“のうちの一店と言われている。当然のように地元っ子が行列しているが、回転は早い。透き通ったスープにあっさりした麵。上記の記者がマンドゥ(餃子)も頼んでくれて、夕食並みに満足、満腹のランチ。









 もう1店は、冷たい豆乳スープの冷麺、コングクスが食べられる店、チンジュフェガン(晋州会館)。市庁駅から歩いてすぐのオフィス街にある創業50年の老舗だ。店の入り口は小さくて分かりづらいが、奥はかなり広くて昼時は満席。濃厚な大豆の味が健康的な一品。現地ならではのランチの一つだ。

 この店は、南大門も徒歩圏内。伝統的な市場が見たいなら、ここから転戦できる。再開発でどんどん新しいビルが建つ東大門と対照的な、王朝時代から続く昔ながらの巨大な市場。数えきれないほどの料理が並ぶ路地食堂や食品、衣料品などの店が建ち並び、賑わう人々を眺めているだけで楽しい。

最終更新:8/29(月) 10:29

オーヴォ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。