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面白法人カヤックが実践する「すごいブレスト」とは?

PHP Online 衆知(THE21) 8/29(月) 21:10配信

最強のアイデア集団のオフィスを探訪!

 ビジネスにおいてはチームで考えることも重要だ。しかし、「チームで話し合っても良いアイデアが出ない」と嘆いている職場は数多い。いったい、どうすれば「チームの思考力」を高められるのか? ユニークなアイデアを次々に生み出すことで知られる面白法人カヤックに、同社が発想の源泉として重要視している「ブレスト」の方法を聞きに行った。

ブレストに応じない人は社員ではない!

 独自性あふれるサービス。「給与×サイコロの出目%」を「サイコロ給」として基本給にプラスして支払うなど、ユニークな社内制度。面白法人カヤックは、数あるIT企業の中でも出色の個性を放っている。社内で毎日、絶えずどこかで行なわれているという「ブレスト」も、同社の自由な発想力を支える基盤となっている。その現場を取材するべく、『THE21』取材陣は同社を訪問した。
 一歩オフィスに足を踏み入れると、遊び心あふれるインテリアに目を奪われる。入口のインターホンに使われているのは、なんとレトロな黒電話だ。
 加えて、ドアや壁面の至るところに、マンガの「吹き出し」の形をした紙が貼られている。そこに書かれた言葉を見ると、「仲間を助ける力を持て。仲間に助けてもらう勇気を持て」とある。
 助けあいこそが同社のモットーであり、ブレストの基本精神でもある──。そう語るのは、企画部プロデューサーの岩田慎吾氏だ。

「当社のブレストの目的は『課題解決』にあります。私が以前、在籍していたWEB広告事業の部署では、クライアントの抱える課題を解決するアイデア出しが、ブレストの主たるテーマでした。現在、在籍しているゲーム事業の部署では、どうしたらユーザーにもっと楽しんでもらえるかのブレストが多いですね。
 ともあれ、どこの部署でも、課題を抱えている誰かが『ブレストお願い』と言えば、周囲がすぐに応じるのは共通です。『忙しいのに……』なんて迷惑顔をするようでは、カヤックの社員を名乗ってはいけません(笑)」
 オフィス内には、ブレストに使いやすいコーナーが複数設けられている。中でもひときわ目を引くのが、机を何層にもうず高く積み上げた、通称「サル山」だ。頂上は平場になっており、低めのテーブルが置かれている。それを数人で囲めば、床上2mでブレストができる。見晴らし満点。いかにも良いアイデアの出そうな環境だ。「サル山のテーブルを見てもわかるとおり、ブレストは通常、4~6人の少人数で行ないます。それ以上多くなると、一人当たりの発言回数が減りますし、情報整理も難しくなりますから」と岩田氏。
 瞬発力と密度の濃さを重視するがゆえに、時間もできるだけコンパクトに収めるそうだ。「『○時まで、30分間』などと決めて行なうこともありますが、多いのは『アイデアが10本出たら終了』というやり方です。こうして目標を設定すると、一種のゲーム感覚が生まれます。『早く10本達成しよう!』と、皆が燃えるのです。早い場合は7分、時間がかかっても、だいたい15分もあれば終わります」

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最終更新:8/29(月) 21:10

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