ここから本文です

「成長率が落ちていないと見せつけたい」 アジア各国に肉薄されるハリルJに本田が危機感

Football ZONE web 8/29(月) 23:38配信

W杯アジア最終予選初戦の相手は15年アジア杯の8強で敗れたUAE

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けて埼玉県内で合宿中のハリルジャパンに合流した。9月1日のホーム初戦で対戦する相手は、2015年アジアカップ準々決勝でPK戦の末に敗れたUAE。アジアでの覇権を失った日本代表は他国とのレベル差が狭まっているが、本田は「相対的に成長率が落ちている。追いつかれているということになる。僕はそうじゃないというものを見せたい」と危機感を募らせている。

【写真一覧】欧州サッカーを彩る美女サポーター特集 あのスター選手の美人妻やガールフレンドも…

 ミランではリーグ開幕2試合連続のベンチスタートで出番なしに終わり、試合勘の欠如が不安視されるが、本田自身はコンディションについては不安はないと主張している。

「個人的には良いですけどね。実際にやってみないと分からない部分もある。問題ないという状況にしないと試合に出る意味がないし、心身ともに準備はできているつもり。練習と本番は違いますし、UAEもしっかり準備してきているでしょうから、戦術の駆け引きも出てくる」

 本田が語るように、UAEは約2カ月間の準備期間を経て日本戦に臨んでくる。バヒド・ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見で「政府もバックアップする」と語ったように、まさに国を挙げて代表チームをサポートしている。ハビエル・アギーレ前監督が率いた昨年1月のアジアカップでは準々決勝で対戦し、延長120分間を1-1で終えPK戦の末に敗れた。その相手について、本田は着実に強化されていることを肌で感じているという。

「勝たなければいけない相手という認識」

「身体能力が高い選手が増えてきて、戦えるメンバーになってきたことが警戒しているところ。とはいえ、勝たなければいけない相手という認識のなかでどう勝つか。良いプレッシャーを感じながら、やるべきことをやるということを徹底したい」

 「やるべきこと」を整理するために、日本チームが使える時間は少ない。この日のトレーニングを終え、試合までに使える日数はわずか2日。そのなかで膨大な確認事項を共有するのは難しいと分析する本田は、「2日で確認することの優先順位を決めないといけない。自分としてはシンプルに攻撃、守備でそれぞれ1つ、2つを他の選手と話したい。それくらいなら、やる時間はあると思う」と話し、対策を絞り込むことを話した。

 今回の代表チームには、リオデジャネイロ五輪を戦ったU-23日本代表チームから、DF槙野智章の負傷で追加招集されたMF遠藤航を含め、MF大島僚太、FW浅野拓磨の3人が入った。また、前回の2014年ブラジルW杯後に台頭したFW原口元気や、FW武藤嘉紀といった戦力もいる。そうしたアジア予選を知らない選手たちに対し、本田は自らが先頭に立つ意識を語っている。

「前で出る以上は、結果が求められるので得点に絡む働きをしたい。アジアでの戦いはワールドカップとは別物。自分たちが主導権を握れるものの、引いた相手をどう崩せるのか。それは2次予選でも出た課題であり、延長線上にあるテーマ。若手はやりながら経験を積んでいくだろうし、僕はピッチで開始直後から自分たちのペースに持っていくことが求められる。予選は勢いが大事。良い雰囲気で初戦を乗り越えたい」

言葉の端々に垣間見せたプライド

 近年、アジア各国が強化を図り、日本とのレベル差が小さくなってきている。本田は「そうなるということは、日本が相対的に成長率が落ちているということで、追いつかれているということになる。僕はそうじゃないというものを見せたい」と、日本サッカーのプライドに懸けて勝利を誓った。

 ミランでは苦しい立場にあるが、日本代表のなかでは中心的存在になるのは間違いない。本田はW杯アジア最終予選でも初戦から眩い輝きを放ち、ロシアへの道を力強く切り開くことができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/29(月) 23:38

Football ZONE web

Yahoo!ニュースからのお知らせ