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【川崎】勝者のメンタリティはあるのか?5失点の大敗に中村憲剛が"喝"

SOCCER DIGEST Web 8/29(月) 7:00配信

「浦和戦で勝ち切った後に、ホームでこういう試合をするというのは、まだまだだなと」(中村)

[J1第2ステージ10節]川崎2-5柏/8月27日/等々力陸上競技場
 
 J1第2ステージ10節、川崎が柏を相手に5失点でまさかの大敗を喫した。
 
 開始わずか4分でCKから先制点を献上すると、その1分後にはエウシーニョがエリア内でボールを奪われ、追加点を許す。さらには、その後もセットプレーから2点を失い、前半だけで4失点。

 終わってみれば、後半にも1点を追加され、崩れた守備を立て直すことができなかった。前節で浦和との天王山を制し、年間順位、第2ステージともに首位を走るチームになにが起きたのか。

 キャプテンの中村憲剛は敗戦をこう振り返る。
 
「自滅でしょ。セットプレー3つだし、もうひとつはかっさらわれて、余計なところでひっかけられて決められて。そう簡単じゃないことが今日起きてしまった。それがなぜかと言われたら、今は答が出ないです」

 自分たちの勝敗に関わらず、いつも的確に試合を分析する中村が「答が出ない」と振り返った。それだけ、敗戦のショックが大きかったのだろう。しかし、話しているうちに頭の中を整理できたのか、続く言葉のなかには彼なりの「答」が見えていた。

 それは、失点した際のメンタル面での問題だ。

「失点が、とにかくポンポン入っていた。それでは自分たちのリズムがなかなか出にくい。セットプレーに関しては、個人のところもあるけど、今までみんなで頑張りながらやっていた。でもミスを繰り返してしまう時もある。大事なのはそれをどう挽回するか。それを立て続けにしてちゃいけないし、そのメンタルを変えていかないと。試合のなかで『いこうよ』という声はかかってましたけど、実際失点がかさんでしまったので、やっぱりもったいない」

「自分も含めて今までどうやって勝ってきたか、どうやったら負けるのかというのこと(を理解しなければいけない)」(中村)

 試合後には、チームメイトを集めて、かなり激しい口調で檄を飛ばす中村の姿があった。キャプテンは何を語ったのか。ミックスゾーンでその内容を明かしてくれた。
 
「自分も含めて今までどうやって勝ってきたか、どうやったら負けるのかということ(を理解しなければいけない)。『こういう試合をこの後も続けるのか、二度としないようにするのかは自分たち次第。この間の浦和戦の後でこういう試合をするのは、まだまだ自分たちに高めなきゃいけない部分があるよ』と、そういう話をしました。負けてすぐだったので、みんな頭切り替わってなかったと思いますけど、その話をするのはこの場しかないと思った」
 
 中村がチームメイトに説いたのは戦術面ではなく、やはり精神面だった。浦和に勝利してステージ優勝に大きく近づいた矢先の思わぬ大敗。ガックリと肩を落とすメンバーたちに、キャプテンの"喝"は届いているのか。
 
「自分も当事者なんですけど、キャプテンなので、そこは言わなきゃいけないなと思いましたね。みんな本当に目を見てくれてましたし、頷いてくれてたので、それぞれ思うところはあったと思います」

〝勝者のメンタリティ″とはよく言うが、昨年の広島や2014年に三冠を獲得したG大阪を見れば、やはり毎年優勝するチームにはそれが備わっている。

 優勝の資格はあるか――川崎の〝勝者のメンタリティ″が試される。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

最終更新:8/29(月) 7:00

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