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首都の巨大インフラ、東京メトロを支えるiPad(1/2)

エイ出版社 8/30(火) 17:00配信

真夜中1時から4時に行われるメンテナンス

仕事で遅くなったり、お酒を呑んでいて終電になってしまったことはないだろうか?
乗り遅れそうになりながら、「一晩中地下鉄が走っていれば、終電の心配をしなくていいのに」などと思ったことはないだろうか?

しかし、終電が走り去ってから、始発が動き出すまでのわずか3~4時間は、地下鉄のメンテナンスのために非常に大切な時間なのだ。

このわずかな時間の間に、地下鉄のトンネルの点検・保守が行われる。1日の利用者数700万人以上、9路線、総延長195.1kmという巨大インフラでありながら、時計のように正確に、絶対に休むことなく、大都会東京の血管、大動脈として、人を送り続ける東京メトロを支え続けるメンテナンスのための貴重な時間だ。

その東京メトロの線路のトンネルの検査に、2015年からiPadが利用されていると聞いて取材してきた。

取材のために、深閑とした深夜の地下鉄の線路の上に生まれて始めて立ったが、毎日こうやって構内を検査している人がいらっしゃると思うと、頭が下がる思いだ。大都会のド真ん中のはずなのに、闇はどこまでも深く、自分たちの立てる音だけが構内に響き、不思議な感じだ。

東京地下鉄の開業は1927年(昭和2年・当時は東京地下鉄道株式会社が運営)。今の銀座線の一部である上野―浅草間が開通することから始まった。穴を掘って鉄筋を通したコンクリートで壁面と天井を固める構造になっているが、このトンネルのコンクリートが傷んでないかを、定期的に確認することになっている。その作業にiPadが活用されているのだ。

真夜中に駅から線路内へ

終電に乗り損なった人や、泥酔した人たちを送り出し、駅がひっそりとしてきたら、工務部を中心とした保守スタッフの方々が集合し、検査が始まる。

今回同行させていただいたのは、通常全般検査という作業で全路線が2年に一度は受ける検査だ。主に壁面、天井のコンクリートの状態を確認する。

まずは、指定の電話番号に電話をし、線路内に立ち入る確認を取る。ここでOKが出たら、その線路に車両が通ることはない。ちなみに、この電話も防水防塵ケースに入れられたiPhoneが使われていた。

次に『検電』作業。通常、架線には1,500Vもの高圧電流が流れている。架線だけでなく線路にアースされないと、その大電流が流れることはないが、しっかりとした安全性を確保するために動力用の電源が流れていないことを確認するのだ。これが終わればようやく、線路上に降りての作業が始まる。

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最終更新:8/30(火) 17:00

エイ出版社

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