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ミドルでゴール強襲。レスター2季目、岡崎慎司の新たな引き出し

webスポルティーバ 8/30(火) 12:14配信

 開幕2戦で勝利のなかったレスター・シティが、第3節のスウォンジー戦で今季初白星を挙げた。エースのジェイミー・バーディーがカウンターから先制点を奪うと、後半にもセットプレーで追加点。しかし、試合終盤にスウォンジー・シティに1点を返され、その後も猛攻を受け続けた薄氷の勝利だったが、開幕戦を落とした嫌な流れを断ち切る、価値ある「勝ち点3」になった。

【写真】アーセナル相手に身体を張ったプレーを披露した岡崎慎司

 そして、前節のアーセナル戦に続き、岡崎慎司も2試合連続で先発出場を果たした。「一体感のあるコンパクトなサッカーができた。そのなかで、貢献できていると思う」と語ったように、精力的に走り回って攻守両面でチームのプレーを円滑にしていた。

 岡崎は2トップの一角に入りながら、最前線のバーディーと中盤の間を徘徊し、テンポよくパスをつないでリンクプレーをこなした。ただ、無難にやるだけでなく、勝負の場面では積極的に仕掛けた。23分にはマーカーを股抜きでかわし、さらにアイスランド代表のMFギルフィ・シグルドソンの体当たりにも屈せず、右サイドへパスを展開した。一連の動作がしなやかで、かつ力強い。このプレーからも、コンディションのよさが伝わってきた。

 試合のなかで、ゴールに極めて近づいたシーンは2回。ひとつは、44分のミドルシュート。もうひとつは、MFリヤド・マフレズが失敗したPKのこぼれ球を押し込もうとした56分の場面だ。

 本人が「いいコースに行った」と手応えを掴んでいたのが、ミドルシュートだった。ペナルティエリア手前の位置で、敵が寄せてこないことに気がつくと、助走をつけて右足でシュート。綺麗な弾道を描いてゴール左上の枠内に飛んでいったが、ポーランド代表GKのウカシュ・ファビアンスキの好セーブに阻まれた。シーズン開幕前に「今年は遠目からでも打っていく」と話していたとおりの“技あり”ミドルだった。

「あれは狙っていた。プレーのリズムを取り戻すためにやっているんですけど、何度も続けていれば、『この距離でもいける』って自信を持ってシュートを打てるようになる。これからも隙があれば狙いたい」

 シュートの直後に筆者が感じたのは、ゴールまで距離のある位置でも、今季の岡崎はシュートレンジとして捉えている、ということ。シュツットガルト在籍時代に左足の強烈なミドルシュートを決めたことはあったが、少なくともレスター加入1年目の昨シーズンなら、ワンツーやパスを選択している場面だった。このミドルに岡崎の「進化」を感じたが、当然ながら降って湧いたように身についた技ではない。プレシーズンから精力的に取り組んできたと、岡崎は明かす。

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最終更新:8/30(火) 12:14

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