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80年ぶりの入賞。飛込み・板橋美波は東京五輪でヒロインになれるか

webスポルティーバ 8/30(火) 14:30配信

 リオデジャネイロ五輪女子高飛込み決勝で、16歳で初出場の板橋美波(いたはし みなみ)が8位入賞を果たした。女子の高飛込みとしては80年ぶりの快挙だった。

【写真】水面に飛び込む姿も美しいエスター・クイン(オーストラリア/3m飛板飛込み)

 予選と準決勝はまったく緊張しなかったという板橋が、「決勝になったらメッチャ緊張してしまって……。でも、もう『最後だからやっちゃえ!』みたいなノリでいきました」と大きな声で笑いながら振り返った。

 彼女は、世界の女子で唯一“前宙返り4回半抱え型”という難易率3.7の大技を持ち、その武器で一躍メダル候補と期待されていた。そんな彼女をリオで見た時に感じたのは、これまでと一変して明るくなっていたことだった。以前は笑顔もまれだったが、今は話していても終始笑みがこぼれる。馬淵崇英(まぶち すうえい)コーチも「明るくなったでしょう。変わりましたよ」と言って目を細める。

「試合は寺内健さんから『最初の五輪の時は選手紹介でプールに出た時には頭の中が真っ白になった』と聞いていたので、そんなにすごいのかなと構えていたけど、いざやってみたら『アレッ、全然普通やん』と思って。だから、よく分からないけど楽しんでいます」

 こう話していた板橋は、予選3本目の“後ろ宙返り3回半抱え型”で失敗。それでも「練習ではすごく体が重かったけど、試合ではメッチャ軽かったので飛んだ瞬間に、『いける』と思って。そうしたら早く体を伸ばし過ぎたので回転が足りなくなってしまったので『アーッ、やっちゃったな』と思いました。でも次の種目はいつ飛んでも決まると思っていたので大丈夫でした」とあっけらかんと言う。

「去年までの自分だったら絶対に次も失敗していたと思うけど、だいぶ強くなったと思います。これまではひとつの種目を『もう何本目やねん、これ』というくらい連続でやっていたのですが、五輪の2カ月くらい前からは、午前中に3種目、午後は2種目を1本まわしで飛ぶ練習にして、1本1本に集中するというやり方に変えました。最初は戸惑って『何でこんな練習をせなアカンねん』と思ったけど、後々考えたら『ああ、こういうことだったんだ』とわかりました」

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最終更新:8/30(火) 14:30

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