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俳優ジーン・ワイルダーが死去 - 『夢のチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ役

女性自身 8/30(火) 10:36配信

ベテラン俳優のジーン・ワイルダーが28日夜、83歳で死去した。死因はアルツハイマー病の合併症であったという。

ワイルダーは1933年にミルウォーキーで生を受け、早くから演技の勉強を始めた。1950年代半ばには英国に渡り、ブリストル・オールド・ヴィック演劇学校で本格的に演技を学んだ後帰国。約2年間、米軍で衛生兵として軍務に就き、1961年にニューヨーク・アクターズ・スタジオの一員となった。同年、ミュージカル『The Complaisant Lover』でブロードウェイデビュー。

1968年には、“コメディ映画の巨匠”として知られるメル・ブルックスの映画監督デビュー作『プロデューサーズ』に出演し、高い評価を受けてアカデミー助演男優賞にノミネートされた。そして1971年、彼の名をさらに世界中に知らしめた作品が公開される。ロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』を映画化した『夢のチョコレート工場』だ。

ワイルダーは、ティム・バートンによる『チャーリーとチョコレート工場』(2005)でジョニー・デップが演じたウィリー・ウォンカ役を務め、その演技で世界中から注目された。残念ながら興行的には失敗し、原作者の不興も買ってしまったために続編が作られることもなかったが、現在に至るまでカルト的な人気を保っている。

ワイルダーがアルツハイマー病に罹っているという事実は、ずっと伏せられてきた。それは、「彼自身の選択だった」と甥はロサンゼルス・タイムスの取材で語っている。

「彼の病気をこの時まで伏せてきたのは、うぬぼれではありません。たくさんの子どもたちが彼を見ると笑顔になり、『あ、ウィリー・ウォンカだ』と叫びます。だからこそ、病気やトラブルといった大人の事情をわざわざ明かす必要はないと考えたのです。楽しい思い出や喜びが、心配や落胆、混乱に変わってしまいますから」

ジーン・ワイルダーは、その死の間際まで観客を笑顔にすることのみを追求していた。

最終更新:8/30(火) 10:36

女性自身

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