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高級弁当を税金で食べる「伝統」、都議会自民党の本質 --- おときた 駿

アゴラ 8/30(火) 16:33配信

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

先日収録した「ビートたけしのTVタックル(http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/)」が本日オンエアされました。数多の有名政治家を輩出した老舗討論番組に出られたのは、大変光栄なことです。

御覧いただいた皆さま、ありがとうございました!

「TVに出たからって、あまり調子に乗らないように!」というご意見を胸に、謙虚な姿勢で政策提言に邁進していきたいと思います。

築地市場の豊洲移転問題や、小池百合子知事の都政改革、1日1万円の都議会議員の費用弁償(!)など論点は多岐に渡りましたが、その中の一つにあがったのが都議会議員の「政務活動費」。

“政務活動費に関連する私の過去記事はこちら↓
(http://otokitashun.com/tag/%E6%94%BF%E5%8B%99%E6%B4%BB%E5%8B%95%E8%B2%BB/)”

私もたびたびブログで取り上げ、自主的にすべてのデータ・使用用途をネット公開(http://otokitashun.com/blog/togikai/8313/)しておりまして、今年も風物詩とばかりに新年会のはしごや「高級弁当」に支出されている事実が報道されました。

ちなみに、飲食を伴う新年会に政務活動費を充てているのは都議会自民党・公明党のみ、会議の弁当代に充てるのは自民党のみです。

“参考:東京都議会の政務活動費、自民だけ弁当代を支出 理由は「効率的に会議を開くため」(http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/10/tokyo-metropolitan-assembly_n_11441876.html)”

「あれが美味いんだよな~」

と天然?!発言をした自民党の松本文明代議士。批判を受けるとわかっていても高級弁当への支出を続ける理由を追及され、思わず「伝統」という素直な理由を口にしました。

…余談ですがこの松本文明代議士、本当に色んな意味ですごいんですよね。

番組内では爆弾発言の連発でもはや半ば、ゆるキャラ化しているというか。こういう方が普通に組織内にいるられるのが、自民党(国政)の懐の深さなのでしょう。でも隣ではあの片山さつきさんが愕然としてるという。笑

閑話休題。

そこでスタジオでもすかさず指摘しましたが、私はこの「伝統」という言葉に、都議会自民党の体質すべてが現れていると思います。

毎年毎年、メディアで指摘されて批判を受けることがわかっているのに、それでもやめられない。それは連綿と続く、都議会自民党の「伝統」だから。

自分たちの代でそれをやめれば、これまでの先人たちは間違っていたことになる。だから、わかっちゃいるけどやめられない。

ここでは都民の税金を大切に使うという当然の姿勢よりも、あきらかに自分らのための内向きな理由が重んじられています。

このような人々が牛耳っている都議会でしたら、改革が進まず旧態依然とした体質が残るのも当然のことと言えます。

もちろん、都議会自民党の中にも若手・改革派の人材で、こうした状況を是としない議員たちも少なからずいると思います。ですが、「都議会のドン」ら長老たちの強烈な締め付けの元、表立って改革に向けた行動や発言をすることはできていません。

実際、築地関連のブログで少し触れた通り、都議会自民党議員のメディア出演は厳しく制限されています。TVタックル出演依頼も、2週連続で断られているそうです。

そして松本文明さん(元都議)が代わりに集中砲火を受けることになるという…本人はそれでいいのだろうか。。



先般も小池百合子知事の初登庁の時に引き続き、リオ五輪から帰国した知事を議長ら都議会自民党議員たちがあからさまに無視をしたことがニュースになりました。初登庁の時に、あれだけの批判を浴びたにもかかわらず!です。

“自民都議団、五輪旗披露の小池百合子都知事をまたも“無視”していた 川井重勇都議会議長は前を素通り(http://www.sankei.com/politics/news/160825/plt1608250017-n1.html)”

それでもこうしたやり方が自民党の「伝統」であり、都議会OBや古い支援者からはこうした「強い姿勢」が賞賛を浴びていることは、想像に難くありません。

本来であればこうした悪しき旧弊は、世論の圧力や世代交代によって徐々に浄化されていくのですが、地方議会と国政の間の「中二階」と呼ばれて注目度が集まらない都議会では、今日までこうした「慣習・伝統」が生き残ることになりました。

小池知事は就任当初、「議会側の自己改革を期待する」とのコメントを出されましたが、こうした事例を見ていると、残念ながら自浄作用を期待することは難しいと判断せざる得ません。

しかし小池都政の誕生で、都議会にもかつてないほどの注目が集まっています。

「政務活動費の用途を批判されたところで、痛くも痒くもない」
「1日1万円の費用弁償も、もらって当然。政治にはカネがかかるんだ」
「会議なんて非公開のところで行なって、結果だけうまく発表しておけばいい」

そんな姿勢を貫いてきた都議会自民党に、都民はどのような審判を下すのでしょうか。

連綿と続いてきた都議会の体質を変える最大のチャンスは、来年の都議会議員選挙です。ぜひその時まで皆さまには、引き続き都政・都議会の行方にご注目いただきたいと思います。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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おときた 駿

最終更新:8/30(火) 16:33

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