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アディショナルタイムの奇跡! ヘルタの長き苦悩の時は終わるか

SOCCER DIGEST Web 8/30(火) 6:29配信

「ヘルタは欧州へ行く気が全くなかったのか?」『ビルト』紙

 調子がそこまで悪いはずではないのに、階段を転げ落ちるように黒星を重ねていく……。
 
 やることも、やろうとしていることも、勝っている時と同じはずなのに、何もかもが空回りしてしまうことがある。昨シーズン後半のヘルタ・ベルリンは、まさにそういう悪循環の沼にはまり込んでしまっていた。
 
 シーズン序盤から好調で、インゴルシュタット戦に勝利した第27節終了時で、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内の3位につけていたヘルタ。残り試合数を考えると、CL出場という夢を見ることを躊躇う理由などないはずだった。
 
 ファンは歌い、選手はただ上を見ていた。だがその翌節、ボルシアMG戦を0-5という大差で落とすと、そこからの7試合で得た勝点はわずかに1……。CLどころか、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ直接出場権を得られる6位にも入れなかった。
 
 辛うじて7位でフィニッシュし、EL予選出場権は確保したものの、新しいシーズンが始まっても悪い流れに歯止めをかけることができない。
 
 クラブが何もしなかったわけではない。ミッチェル・ヴァイサーとニクラス・シュタルクをリオデジャネイロ・オリンピックに派遣せず、最適なチーム作りができるように尽力した。
 
 しかし、EL予選では3回戦でデンマークのブレンビーに敗北(1-0・1-3)。それも惜敗というレベルではなく、あまりにもあっさりと、だった。
 
『ビルト』紙は「ヘルタは欧州へ行く気が全くなかったのか?」と酷評。不甲斐ないプレーぶりに監督のダルダイは「親善試合のような試合をしてしまった。これでCLや欧州への夢を見ることを止められる」と吐き捨てた。
 
 こうした状況を何とかするには、大ナタを振るうしかなかったのだろう。DFBカップ1回戦を数日後に控えた段階で、キャプテン交代という荒療治に出る。ルステンベルガーはその任を解かれ、FWイビシェビッチが新キャプテンとなった。
 
 ダルダイ監督はこれについて、以下の通り、全選手に手紙を書き、選手の発奮を促そうとした。
 
「今のチームの心構えには疑問を抱かざるを得ない。明らかな改善をもたらすためには直接な刺激が必要だ。この決断はルスティ(ルステンベルガー)という選手への批判ではなく、新しいタイプのキャプテンによる新しいスタートのためだ」

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最終更新:8/30(火) 6:30

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