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つける?つけない?マタニティマーク 制定10年で世間の対応は?

オーヴォ 8/31(水) 11:59配信

 妊娠中であることを周りに知らせる「マタニティマーク」の制定から10年。「妊娠中である」と明確にすることで、周りの人が妊婦さんへの配慮を示しやすくすることを狙いに、厚生労働省の「健やか親子21推進検討会」が2006年に発表したものだ。だが、近年、マタニティマークをつけた妊婦への嫌がらせなどが取りざたされている。

 妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」は今年7月に、現在妊活・妊娠・育児中の女性 794人を対象に、「マタニティマーク」についてのアンケートを実施。それによると、妊娠中にマークをつけていた564人に「マタニティマークをつけていることで、周りの人に配慮してもらえますか(もらえましたか)?」と聞いたところ、「配慮してもらえた」が66%で、2008年の調査時より約3割増加していた。



 マタニティマークを「持っていたがつけなかった」「持っていない」という227人に理由を聞くと、「嫌がらせなどが怖い」「席を譲ってほしいと訴えているようで抵抗がある」が同数で最も多く33%。「公共交通機関で外出しないから」(19%)という人もいた。



 近年話題になっている『妊婦様』(妊娠を理由に、過剰な配慮を求めるなどの意味)の存在については、実際にそのような態度をとる人に遭遇したことがあると答えた人は、9%にとどまった。「席を譲ってもお礼を言わない」、「(混んでいるのに詰めようともせず)産婦人科の椅子を3つ使っていた」、「職場で、何かあったらどうしてくれるんだと一切の立ち仕事を拒否」など、具体例を聞くと強烈な印象があるが、実際に自分の周りにそういう人がいたという人は少ないようだ。

 「マタニティマーク」についての自由な意見を寄せてもらったところ、「自分の都合で出かけるときは、マタニティマークは鞄のポケットに入れて外から見えないようにしている」という意見がある一方、「マタニティマークは堂々とつけたほうがよい。外出先で倒れたり何かあった時、初期の頃のおなかでは気付いてもらえないし、1番きついのはおなかが出ていない時だから」という意見も。「どうすべきか」は個人の考え方によるところが多く、どれが正解と言い切ることはできない問題かもしれない。ただ、マタニティマークをきっかけに、少しずつ世の中で共有され始めてきた妊婦さんやおなかの赤ちゃんへのいたわりの気持ちが、しぼんでいかないことを願いたい。

※調査結果の詳細は、ベビカムリサーチで公開

最終更新:8/31(水) 11:59

オーヴォ

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