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24時間テレビのカウンターになる番組が必要 --- 松本 孝行

アゴラ 8/31(水) 15:10配信

今年の24時間テレビは盛り上がったようですね。正確に言えば番組そのものが盛り上がったわけではなく、24時間テレビの裏番組としてNHKが放送した「バリバラ!」が話題になり、その副作用として盛り上がりました。バリバラはご存知の人も多いかと思いますが、障害者の方のバラエティ番組です。企画もNHKとは思えないほど挑戦的な番組です。

今回の24時間テレビは「障害者を感動ポルノに仕立てあげるのはどうなのか?」という点がバリバラのお陰もあって話題になりました。確かに昔から24時間テレビは障害を持つ人たちがいろいろなことに挑戦するという企画を行っています。それに対して、感動ポルノのコンテンツとして障害者を使うのは違うのではないか?ということをバリバラが問題提起したといえます。

このように24時間テレビのあり方というのは確かに考えられるべき点が非常に多いと言えます。ですが今回のバリバラの一件のように、社会に問題提起し議論を起こし、世間の声を味方につけて社会を動かそうとするのであれば、対案が必要ということではないでしょうか。今回は「障害者を使った感動ポルノの是非」という点についてスポットが当てられましたが、24時間テレビについての批判はまだ他にもあります。

チャリティにギャラは必要?

障害者の感動ポルノと並んで批判が大きいのがタレントのギャラ問題です。24時間テレビにはタレントが多く出ていますが、そのタレントにギャラが払われているというのです。ギャラとは出演料のことですが、その金額もかなり高いようで問題視されています。チャリティーランナーで走ると数百万円、時には1000万円を超えるという週刊誌のウワサもあります。「ギャラをチャリティに回せ」という声も大きいでしょう。

であれば、出演料を受け取らない形のチャリティ番組を対案として出すべきでしょう。我々一般人に番組制作は難しいですが、タレントや有名人でもチャリティに出演料をもらうのはおかしいと批判している人たちはいます。そういった方たちは批判するのもいいですが、対案としてノーギャラのチャリティ番組を作ることを提案すべきではないでしょうか。

もちろんそこにタレント事務所がタレントを派遣するのか?という問題もあります。出演料無しで出演すれば交通費などで事務所は赤字になりかねません。しかしタレント個人は東日本大震災や熊本地震で積極的にボランティアに出かけて、現地の人たちにエールを送っていました(参照(http://matome.naver.jp/odai/2146149173857889701))。今の日本であれば、もしかするとタレントもチャリティならば参加する可能性もあるかもしれません。

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最終更新:8/31(水) 15:10

アゴラ

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