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W杯予選はいきなり山場。UAE、タイはこんなに恐ろしいのだ

webスポルティーバ 8/31(水) 14:30配信

ヤバイぞ、アジア最終予選~杉山茂樹×浅田真樹(前編)

 いよいよ始まるロシアW杯アジア最終予選。グループBの日本のライバルはオーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、タイ。上位2カ国は出場権を獲得。3位同士はアジアプレーオフを戦い、勝者が大陸間プレーオフに回る。

■衝撃のデータ! 最終予選の初戦を落とした国が、アジアの代表として本大会に出場したケースは一度もない!

 初戦をUAE(9月1日)、第2戦をタイ(9月6日)と戦う日本。とはいえ、現時点で予選落ちを本気で危惧している人は少数派だろう。5大会連続出場中の日本。それ以前の記憶など忘却の彼方へ消え去ろうとしている。だが今回は違う。危機感を募らせるサッカーライター、杉山茂樹氏と浅田真樹氏が予選を展望する。

杉山:南アフリカ、ブラジルと、ここ最近のW杯予選は「何だかんだと言って突破確率、80%はあるんじゃない?」と見ていたのですが、今回はちょっと様子が違います。五分五分とは言いませんが、60%あるかどうか。理由のひとつは、対戦国の実力が上がっていること。UAE、タイという「苦戦はしても何とかなるだろう」と思っていた相手も、そうではなくなってきた。

浅田:僕も、最初の2戦が最終予選のヤマ場になるような気がします。ここで2連勝すればいつものように行けるかもしれないけど、そうでないと最後までもつれるドロ沼の予選になる可能性がある。特にUAEとタイは、序盤で当たるには相当、嫌な相手です。

杉山:そもそもUAEは、このグループの1位ではないけど、かなり有力なチームだと思う。だから日本はUAEより順位が下だと予選落ちの可能性が高くなるわけです。直接対決の2試合が重要で、もしホームで引き分けたらアウェーでは敗れることも考えられるし、ホームでラッキーな1-0の勝利をあげても、アウェーで危うい感じが出てきます。

浅田:アジアカップで負けてる相手だというのがポイントですね。例えば97年のフランスW杯予選ではUAEと2戦とも引き分けていますが、守りを固める割り切った戦いができるチームというイメージはいまだに強いと思います。でも、選手は当時より明らかにうまくなっている。ある程度タレントも揃っています。昔の中東風の単なる引いて守ってカウンターみたいなチームよりかなり手強いのですが、一方であいかわらず割り切った戦いもできるのが強みです。

杉山:守って強い感じ。アジアカップの試合がそうだったけど、まぐれで1点を取ったというわけではなかったですから。10番のオマル・アブドルラフマンなんて相当うまいでしょう。一瞬「本田圭佑より上じゃない?」と思わせるプレーを見せられると、日本の選手は焦っちゃうんです。テクニック系のチームがそれ以上のテクニックを見ちゃうと、結構「あっ」となって困るところがある。同じ負けでも、まぐれで点を取られて負けるのよりショックを受けます。日本の選手たちはそれをまだ覚えているだろうから、初戦の相手としては嫌だと思う。

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最終更新:8/31(水) 14:30

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