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自然と会話を続けるための、「うなずき」と「あいづち」のコツ

ライフハッカー[日本版] 8/31(水) 22:10配信

『できる大人の「見た目」と「話し方」』(佐藤綾子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、日本における「パフォーマンス学」の第一人者だそうです。あまり聞き慣れないかもしませんが、端的にいえば、パフォーマンスを日常生活における自己表現と位置づけた考え方。これを35年間もの長きにわたり、自己表現を「科学」として研究してきたというのです。

著作も多く、さらにはこれまで累計5万人以上のビジネスパーソンに対してパフォーマンス研修を行ってきたのだそうです。本書では、そんな実績をベースとして、「見た目」と「話し方」についてのエッセンスをまとめているわけです。

”人との「話し方」については、なんと2千年以上も昔にアリストテレス(紀元前384~322年)が本を書いています。
アリストテレスは、相手を説得するためには、以下の3つが必要だと書いています。
・論理(ロゴス)
・情熱、感情(パトス)
・信頼性(エトス)
この3つのうち「信頼性(エトス)」は「過去の実績」がものをいいます。すぐに身につけることはできません。また「論理(ロゴス)」も時間をかけて高めるものです。
でも、「情熱、感情(パトス)」は違います。初対面の一瞬で相手の心をギュッとつかんで、その後のやり取りで相手と「共感関係(ラポール)」を築くことが可能です。これこそが人間関係の出発点です。(「はじめにより)”

この考え方を意識しつつ、きょうは第3部「コミュニケーション編 自然と会話が続く『話し方』」に焦点を当ててみたいと思います。

話し出すタイミングを探る

人と会って会話をするとき、挨拶のあとで無意識のうちに、「外は暑かったですか?」などのスモールトークをすることがあります。しかしそうなると、相手もつられてスモールトークをはじめてしまいがち。つまりは、いつまでたっても本題に入れなくなってしまうわけです。しかし、だからといって話を途中で遮ってしまえば、相手は気を悪くしてしまうかもしれません。

また、それ以前に重要なポイントがあるようです。そのことに関連して著者がクローズアップしているのは、「おしゃべり上手のセールスマンは、必ずしも営業成績がよいわけではない」という事実。むしろ言葉数の少ない人のほうが、相手の自己表現欲求を満たしやすいというのです。ちなみに自己表現欲求とは、自分のいいたいことを伝えたいという欲求のことで、人間の最高次元の欲求である「自己実現欲求」の条件欲求と位置づけられているのだそうです。

たとえばベテランのビジネスマンは、ノウハウや苦労談をたくさん持っているため、多くの場合、「それを話したい」という欲求を持っています。そこで、初対面の相手に対しても、自分の話をしようとするわけです。だとすれば必然的に、いつまでも本題に入れないことになってしまいますが、いうまでもなく相手の話を遮ることは厳禁。話が途切れるのを持ってから、「きょうの要件ですが...と切り出すべきだということです。

また、相手が話し続けているのに、「ところで」と話しはじめるのもNG。こちらが相手の話を中断して主導権を取り、話を切り替えたという感じが出てしまうからです。相手が支配欲求の強いタイプだった場合は特に、話が終わってから本題に入るのが賢明。

しかしこのとき、「お言葉ですが」「さて」「しかし」のような逆説の接続詞で相手を遮ると、相手は支配されたような不快な気分になってしまう危険性があるので注意が必要だそうです。

さらには、もし相手が昔話をはじめたとしても、「また昔話がはじまった」などと、うんざりした表情が出ないように気を配ることも重要。そういうときは、「どんなことがあったのですか?」などと身を乗り出し、目を輝かせて話を促すといいそうです。

当然ですが、一度聞いた話であっても「前に聞きました」といってはだめ。かといって「はじめてお聞きします」というのもしらじらしいので、「前にちらっとうかがいましたが、本当はどうだったのですか?」という感じで尋ねるべき。そして相手が十分に話したと感じる瞬間を狙い、発言の機会をつくるわけです。

こういう鉄則が守れないと、「人の話を聞かない生意気な奴」と見なされ、まとまる話すらまとまらなくなってしまうかもしれないと著者はいいます。(150ページより)

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最終更新:8/31(水) 22:10

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