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エリア別でみる都内の住宅ローン平均借入額ランキング

@DIME 8/31(水) 18:10配信

住宅ローン専門の金融機関であるアルヒは、住宅ローンの成約データを集計。東京都内エリア別(23区26市1群)平均借入金額を新築マンション・新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての物件種類別に調査した。

■新築マンション購入時の平均借入額トップは「港区」

東京都の中で新築マンション購入時の住宅ローン平均借入額トップのエリアは「港区」となった。“おしゃれで洗練されたイメージを持つ商業地”“世界各国の在日大使館が集まる場所”として、麻布や青山、赤坂、六本木なども人気のエリアで、高級住宅地とされる白金、高輪も擁しているだけに地価も高く、ダントツの1位となっているようだ。

■上位はすべて山手線に隣接するエリア

2位は池袋のある「豊島区」、3位は「新宿区」と、副都心を有するエリアとなった。また4位「中央区」から8位「渋谷区」まで、上位はすべてJR山手線周辺の都心部であることがわかる。新築マンションを選ぶ人は、金額が高くても職場へアクセスしやすく、便利な都心部に住みたいと思っている人が多いということの表れなのかもしれない。

■湾岸エリアもマンションの人気が高いエリア

9位の「江東区」は豊洲や有明、東雲などを有する湾岸エリア。以前は工業地帯のイメージがあったこの地域も、大型ショッピングセンターなどの商業施設や公園などが整備され、都心から近く、生活に快適なエリアに生まれ変わっている。築地市場に替わる中央卸売市場も、豊洲に移転建設中。また、2020年の東京オリンピックに向けて、この地域の再開発はさらにスピードアップして進んでおり、今後もまだまだ需要が伸びていくエリア。

■新築戸建て購入時の平均借入額トップは「世田谷区」

平均借入額トップの「世田谷区」と2位の「目黒区」は平均借入額もほぼ同額で僅差だった。3位以下を大きく引き離している理由は、「世田谷区」の二子玉川や成城学園前、「目黒区」の中目黒や自由が丘など、どちらも人気の高級住宅地を有している点が挙げられそうだ。ステータスのあるブランド化したエリアは、資産価値の面でも安定しているため、住宅ローンの借入額が高くなる傾向にあるようだ。

■住みたい街ランキングで人気のエリアが新築戸建ての借入額でも上位

3位は、住みたい街ランキングで常に上位をキープしている吉祥寺を有する「武蔵野市」。「武蔵野市」は、緑の多い郊外でありながら商業施設も充実し、アクセスも新宿まで最短15分という立地の良さから、幅広い世代に人気の高いエリアとなっており、選ぶ人が多いようだ。

■9位まではすべて上位エリアの周辺

5位の「調布市」から9位の「狛江市」までは、すべて上位の「世田谷区」や「渋谷区」、「武蔵野市」の周辺エリアとなっている。これは都心へのアクセスが良く、緑も多く治安が良いといった、住環境に恵まれていることが主な理由として考えられそうだ。

■中古マンション購入時の平均借入額トップは「港区」

平均借入額トップは、新築マンションの場合と同じく港区だった。新築マンションの平均借入額が5137万円だったのに対して、中古マンションの場合は4124万円と1000万円も安い金額になっている。住宅を購入する際、予算の都合でエリアが限られるケースもあるが、中古マンションは他の種類の住宅よりも金額が低いため、好きな街を選べる自由度は高いのかもしれない。

■知名度の高い街を含むエリアが、中古マンションでは上位を占める

2位の江東区、3位の渋谷区、6位の中央区、10位の品川区など、ビジネス街に近く交通アクセスの良いエリアが上位に集中している。また、5位の目黒区、8位の世田谷区など高級住宅地を含むエリアもランクインしているのは、住環境が整っているため、中古物件の販売価格が高く、ローンの借入額も比例して高くなっているようだ。

■他エリアとは違う!? 武蔵野市の中古マンション事情

中古マンションの平均借入額で4位になった武蔵野市3828万円。新築マンションでは3193万円だったため、中古マンションの方が高いという逆転現象が起きている。住みたい街で常に人気の吉祥寺駅付近には、既に多くの物件が建てられており、近年、新築で作られている武蔵野市のマンションの多くは、武蔵境などの郊外エリアで、比較的手頃な価格で売り出されているものが多いためかもしれない。立地条件の良い物件は人気が高く、中古であっても値段が下がらないため、郊外の新築物件よりも高くなることがあるようだ。

■中古戸建て購入時の平均借入額トップのエリアは?

平均借入額がトップのエリアは目黒区。続いて渋谷区。特に1位の目黒区6398万円は、新築戸建て1位の世田谷区5090万円と、新築マンション1位の港区5137万円よりも1000万円以上も高い結果となった。また、中古戸建て2位の渋谷区5525万円も、新築マンション・新築戸建てよりも高い金額に。これは、目黒区や渋谷区が有する八雲や青葉台、広尾、松濤といった邸宅街には、高価な注文住宅が多く建てられており、それらは中古物件になっても高い価値を維持しているためだろう。

■新築と中古の場合で大きく違う墨田区

戸建ての新築と中古の場合で、一番大きな違いが見られたのが、中古戸建て4位の墨田区。中古の場合は4300万円だが、新築の場合は2226万円と、約2000万円の差があった。墨田区はスカイツリーやソラマチができたことにより注目を集めているエリア。人気エリアにある戸建ては価値が上がっていると考えられる。墨田区は元々下町であるため、駅周辺にも戸建ての住宅が多くあり、新築の戸建ては人気エリアや駅から少し離れた場所に建てられる場合が多く、価格が安いのではないだろうか。

※1 平均借入額の1000円以下は四捨五入。
※2 エリアは同社で住宅ローンの借り入れがあった市区のみ(ARUHI調べ)。

【調査概要】
調査対象:東京都在住の、20~49歳の男女(自宅の居住用として住宅を購入された方を対象)
調査期間:2010年6月~2015年11月
回答サンプル数:1643サンプル
調査データ:同社で住宅ローンの申し込み(借り入れ)を行った人の成約データより

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:8/31(水) 18:10

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