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リーグアン、明暗分かれた酒井宏樹と川島永嗣。イブラ放出のPSG、新体制はスロースタート

フットボールチャンネル 8/31(水) 10:00配信

 第3節が終わり、伏兵ギャンガンが首位にたつリーグアン。酒井宏樹(マルセイユ)、川島永嗣(メス)ら日本人選手にも注目が集まっている。絶対王者として4連覇を成し遂げたPSGは、イブラヒモビッチを放出後初のシーズンでもその強さを見せつけることができるだろうか。(取材・文:小川由紀子【パリ】)

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首位ギャンガンを率いる元PSG監督

 リーグ1が開幕して早くも第3節を消化した。現時点で首位に立っているのはギャンガンだ。あまり馴染みのない名前かもしれない。実際、これまでもリーグ2に所属していたシーズンの方が多いクラブだ。リーグ1での最高位は7位。しかしフランス杯では毎年なかなか善戦していて、この10年間で2009年と2014年の2度優勝している。しかも2009年はリーグ2所属チームとしての優勝だからすごい。

 ちなみに2度とも決勝戦の相手はレンヌだった。ギャンガンとレンヌはともにフランス北西部ブルターニュ地方のクラブ。ブルターニュ地方はイギリスの影響を強く受けていて(イギリスの正式名称、グレート・ブリテンの、“ブリテン”をフランス語読みしたのがブルターニュ)、サッカー熱も高いから、両者による決勝戦ではスタッド・ド・フランスは超満員になり、熱烈な応援合戦が繰り広げられる。

 今季ギャンガンを率いるのは、アントワーヌ・コンブアレ監督。PSGが現在のようにギャラクシー化して、“ブランド”監督を採用するようになる前の最後の指揮官だ。

 カタールのお偉方には「器じゃない」という烙印を押されてしまったが、フランス国内では経験豊富な指揮官の一人と評価され、テレビのサッカー番組にコメンテーターとして登場することも多い。

 顔つきは気難しそうだが、案外人懐こくて話しかけやすい「おっちゃん」タイプ。ゴルフ好きで知られ、ロラン・ブラン監督とは特に親密なゴルフ仲間でもある。

イブラ放出後最初のシーズンに挑むPSG

 ギャンガンは、開幕戦をモナコと引き分け、次のマルセイユ戦に2-1で勝利、第3戦はナンシーを敵陣で零封して勝ち点7で首位につけている。ここまで見た感じでは、ゴールを狙えそうな場面でも、性急にシュートにいかずに、落ち着いて丁寧にボールを回してジリジリと崩していこう、という意思が戦い方に表れている。

 開幕戦では痛快なロングボレー、第3節ではヘディングシュートを決めたセネガル人のMFディアロが好調で、U-21フランス代表に招集されたMFマーカス・ココもブレイクの兆しで、なかなか好メンバーが揃っている。

 どこまで上位をキープできるかはわからないが、昨季のプレミアリーグでのレスターシティの例は、多くの国の中堅クラブに勇気と希望を与えた。リーグ1でもそんなミラクルが見られたら最高だ。

 リーグ4連覇中の王者PSGはというと、第3節でモナコに3-1で敗れ、今季はいまだ順位表の天辺には立っていないが、代表選手を数多く抱える彼らのスタートダッシュが鈍いのはいつものこと。

 この夏獲得したクリホヴィアクやムニエはまだ十分に活躍できる状態にないし、合流の遅れたマテュイディも然り。ヴェッラッティも怪我から回復して、ようやく本来のペースでプレーできるようになってきたところだ。

 エメリ新監督体制が浸透するのにも少しは時間を要するだろう。この代表ウィーク明けあたりから、彼らのエンジンもフル稼働しそうだ。

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最終更新:8/31(水) 10:00

フットボールチャンネル

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