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もしも飼い猫があなたを殺そうとしていたら…? あなたを殺そうとしているサインを解説した“ぶっとび系猫マンガ”

ダ・ヴィンチニュース 8/31(水) 17:30配信

 草木も眠る丑三つ時、月下に響き渡るネコの鳴き声……。別にホラー展開ではなく、発情期の盛り声である。マンション辺りから聞こえるので、多分飼いネコなのだろう。やはりペットとしてのネコは大人気で、ツイッターなどでネコ画像をアップしている人も多い。大半が可愛い姿を写した画像か面白い行動を撮影した動画なのだが、ここでちょっと考えてみてほしい。もし可愛いと思っていたネコの行動が、あなたを殺そうとするサインなのだとしたら……?

『もしあなたのネコがあなたを殺そうとしていたら?』(ザ・オートミール&マシュー・インマン/カンゼン)ではユニークなイラストと共に、ネコが飼い主を殺そうとしている行動などを解説している。

 ご存じの向きも多いと思うがネコは猛獣である。ライオンやトラが同じネコ科に属することからも理解できよう。そして本書ではネコが自分を猛獣だと思い込んでいるかどうか見分ける方法を掲載しているが、そのひとつが「何日も姿を消したかと思えば、ベトナム戦争を4回経験したような風体で帰ってくる」というもの。身に覚えのある飼い主も少なくあるまい。また「絶えず自分より大きい獲物を仕留めようとしている」といった行動を見かけたら要注意だ。

 では一体、どのようなものが「あなたを殺そうとしているサイン」なのか。

 最初に取り上げているのは「踏みつけてくる」行為。よくネコは人の上に乗り、足踏みのような動きをする。これを「マッサージしてくれるんだね」と喜ぶ飼い主がいるが、実は違う。これはターゲットの内臓の弱っているところを探っているのだ。そして「動物の死がいを渡してくる」行動も危険。都内で部屋飼いしている人はあまりお目にかからないかもしれないが、地方で放し飼いにしている場合はよく目にする。「これは贈り物ではありません。警告です」だそうで、おそらく「次はキサマがこうなるぞ」ということなのだろう。さらに「あなたが部屋に入ると素早く逃げ出す」も、よく出くわす行動のはず。「これは待ち伏せ攻撃に失敗したネコの撤収なのです」というのが著者の見解だ。このように可愛がっているはずのネコから、飼い主は常に狙われているのである。

 飼い主の中には「そんなことはない。ジュリエッタちゃん(仮名)はオレを愛してくれている!」と抗弁する人もいよう。しかし、である。こちらがそう思っていても、ネコの考えはあくまで勝手な想像に過ぎない。本書ではネコから見たヒトは通称「巨大無毛ブタゴリ奴隷」だという。そしてブタゴリのもっとも重要な部分は「手」であり、「ここを使って、一生タダでエサを運ばせたり、マッサージをさせたりする」とネコの思考を分析。ネコにとって人間は「タダで養ってくれる都合のいい存在」でしかないのだ。

 そんなネコだが、最強のライバルがいる。それは「インターネット」だ。ネットに夢中になっている飼い主に対し、あの手この手で気を惹こうとするネコの姿が本書でも描かれているが、思い当たる人は多いだろう。「ブタゴリ奴隷」の興味を自分から奪ってしまうインターネットの存在は、ネコにとってまさに許されざる存在なのである。

 現在の「ネコブーム」に冷や水を浴びせるような内容の数々。これを知ってネコ愛好家諸氏は、自分の愛猫を嫌いになるだろうか。おそらくそれはないだろう。なぜならネコを可愛がる行為は、まさに「自分勝手」なのだから。ネコが飼い主を殺そうと「ドリルスクリューネコキック」を放ってきても、飼い主は平然と受け止めるに違いない。腕がボロボロになろうが、足が傷だらけになろうが、構わないのだ。だってしょうがないじゃない、可愛いんだから。

文=木谷誠

最終更新:8/31(水) 17:30

ダ・ヴィンチニュース

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