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ドキュメント|BOOM BOOM SATELLITES:26年間の軌跡【前編】

ローリングストーン日本版 8/31(水) 19:00配信

ローリングストーン日本版2016年8月号掲載
BOOM BOOM SATELLITES 妥協なき創作から生まれる"時間芸術"【前編】

BOOM BOOM SATELLITESが語る、脳腫瘍再発と戦いながらの壮絶な曲作り

【1章】2016

多くの読者が知るとおり、6月22日、最後の作品『LAY YOUR HANDS ON ME』をリリースしてBOOM BOOM SATELLITES(以下BBS)が26年に及ぶ活動に終止符を打った。

理由は川島道行(ヴォーカル/ギター)が5度目の脳腫瘍を再発してしまい、音楽活動を続けることが不可能になったからだ。中野雅之(プログラミング/ベース)は3月31日付けのブログで最後の作品リリースの報告と併せて、川島の状態についてこう記している。「現在、川島道行はミュージシャンとしての役割を終えて家族と共に穏やかな毎日を過ごしています。言葉はゆっくりですが話せます。手足は不自由になってきて車椅子を使う機会も増えました。正確な意思の疎通が難しいので、今彼が何を考えて何を思って毎日を過ごしているのか、僕でも少し理解しきれない時があります。しかし、この作品を作りきった充実感や達成感は感じていると思います。僕には本当に燃え尽きてしまった抜け殻のようにも見えます」

BBSの2人は、川島の5度目の脳腫瘍再発が発覚した後も、26年間の想い出に浸ったり、達成してきた偉業に酔いしれ、活動を止めることはなかった。その代わり、ギリギリまで命をかけて音楽に向き合った。命をかけて世界に音楽を放つことに向き合った。

再発が発覚したのは去年(2015)のフジロックの翌日だったと、デビューから約20年BBSと共に時間を過ごしてきた、A&Rの真保沙知が教えてくれた。

「フジロックの翌日が定期検診で、その時に再発の可能性があると言われて・・・再発と確定したのが8月の末でした。その間、中野だけが"これが本当に最後かもしれないから、急いで曲を作ろう"って言っていて、結局夏にできたのは1曲だけでした。それが今作2曲目に収録している『STARS AND CLOUDS』です」

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最終更新:8/31(水) 19:00

ローリングストーン日本版

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