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庵野総監督からの要望「初代ゴジラの着ぐるみっぽくする」を実現したゴジラモデルとは

CGWORLD.jp 9/1(木) 19:30配信

映画『シン・ゴジラ』のVFXは白組を中心に多数のプロダクションが参加している。今回は中核となったアーティストたちに取材。制作のポイントを聞いた。まずはゴジラのモデリングから解説していこう。

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様々な可能性を検討しつつ 生み出されたゴジラモデル

ゴジラのモデリングを担当したのは白組の上西琢也氏。根っからのゴジラ好きで、3歳の頃からゴジラを見続けてきたというゴジラマニアだ。今回の作品は念願のゴジラ造形ということで心血注いで制作したという。

本作に登場するゴジラは造型家の竹谷隆之氏が作成した雛型が3D化され、白組に提供されている。それを基にZBrushと3ds Maxとで、何度もやり取りしながらモデリングされた。リトポロジーには3ds Maxをメインに使用し、ZBrushも補助的に使用。完成したものをMayaに持ち込んでいる。雛型自体も何度か修正が加えられたため、都度データを位置から見直さなければならず、しかも“腕だけ前回のもので“のような部分移植もしなければならなかったので、制作中はかなり大変だったようだ。また、庵野総監督自身もモデリングの段階で様々な可能性を模索してリクエストを出していったため、その都度パターンを出して確認をくり返し、最終的なモデルに行き着いている。

今回のゴジラは「初代ゴジラの着ぐるみっぽくする」というのも庵野総監督からの要望として常に言われ続けていた。これに関して上西氏は「書いて字のごとく怪しい獣なので、怪しさがないと怪獣のキャラクター性として成り立たくなるため、そこは大切にしました。見たことのある生き物ではなく て、まったく新しい概念でとらえないといけない。最終的に落ち着いたところは“着ぐるみがそこにある感じ“で、実在感もあるけど作り物のようなイメージです。その意識にたどり着くまでがすごく大変でした」と、かなり造詣深い話をしてくれて、筆者も大いに納得させられた。

※CGWORLD.jp「庵野総監督からの要望「初代ゴジラの着ぐるみっぽくする」を実現したゴジラモデルとは」より一部転載

草皆健太郎(BOW)

最終更新:9/1(木) 19:30

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