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【もやもや】もしも自分だったら…他人事ではない高畑事件に思うこと

Suits-woman.jp 9/1(木) 17:30配信

先週、二世タレントが性犯罪容疑で逮捕され、ネットには、その母親の謝罪会見を見た人たちによる様々な意見が記事になっています。

周囲でも、息子をもつ母親として、女性として、働く人間として、それぞれの立場で、このことについて強い関心を寄せていて、話題になります。

「子供の、しかも成人の性犯罪について母親を責めるべきではない」というのが、最も多い意見です。

会見だけを見れば、記者が母親を責めるような質問をしているようには感じられなかったのですが、1時間以上立ったまま、カメラの閃光を浴びせされられて、ほとんど目が見えてないのではないかという状況。そんな中で、咳き込みながらも質問にひとつひとつ答える彼女の姿は本当に苦しそうで、自分だったら耐えられないに違いないと思うのはもっともだと思います。

また、ネットでは“性癖”という言葉の使い方を含めて、母親にそんなことを聞くべきではないという批判があり、発言した記者が謝罪文を公開していましたが、それこそが知りたかったことだと語る人もいます。

中学生の息子をもつ知人は「一緒に生活している中で親が気付けることはあるのか、自分が息子にできることはあるのか、それを知りたくて会見を見た」と話していました。知人にとって、知りたかったことはそれだけで「仕事に穴をあけて莫大な被害をもたらしたことへの謝罪だけなら、自分には関係ないから見なかったと思う」というのもうなずけます。

高畑淳子さんも「こんなものなのかと思っていた」と言っていたように、男の子の母親は、手探りで子供と向き合っています。「息子が思春期を迎えて、どう接していいのか戸惑う」という声もよく聞きます。「女の子には優しくしなくちゃいけないんだよ、そんな男はモテないよ、と自分への対応を引き合いに出して叱るのも本人の成長の妨げになるのかもとビクビクする」とわからないことばかり。

会見では、件の記者だけでなく、「女性に対しての危うさを感じることはなかったのか」「芸能界に入って変わったということはないか」「人に対して上から目線で高圧的な面はなかったか」「人からの苦言はなかったのか」など、次々と言葉を変えてされる質問が飛んでいました。親として、最も知りたかったことだと考えれば、それらの質問には意味があったと思うのです。

それよりも個人的に驚き、今も、もやもやしているのが「罪を償ったら芸能界に戻したいか」という質問でした。

今日までずっとその質問の意図を考えていて、もしかしたら、「そんなに息子をかばいたいと思うのであれば、息子を芸能界復帰させる気持ちもあるのか」という批判めいた質問だったのかもしれない、と解釈し直したりしています。会見を見たときには、質問した人は、罪を償えさえすれば芸能界に戻っていいと考えているのか、と私は思ったのです。しかし芸能界復帰とは、性犯罪を軽んじている気がしました。

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最終更新:9/1(木) 17:30

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