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好き嫌いで仕事をする同僚。角を立てずに直させるには? [mi-mollet]

講談社 JOSEISHI.NET 9/1(木) 18:00配信

Kumuさんからの質問

Q. 好き嫌いで仕事をする同僚。角を立てずに直させるには?

職場で、完全に物事を自分の基準の好き嫌いで判断する女性社員がいます。例えば、Aさんのことが嫌いだからAさんが作ったものまで嫌い、とか。冷静に、会社にとって最善な判断するように促したいのですが、角が立つようで言えません。自然に自発的に気づかせる方法はないでしょうか?(54歳)

特別ゲスト 小林照子先生の回答

A. その人がリーダーシップをとれる仕事を任せてみて。 そこで力を発揮するかもしれないし、人間関係も学ぶかもしれないわ。

残念ながら、自然に気づかせる方法はないですね……。きっとその方は、組織の人間としてきちんと育てられずにきてしまったのね。だから今もぬるま湯に使ったまま。

でもね、考えようによってはその人は、希有な存在とも言えると思うの。もしかしたら人のことを受け止めるのは苦手でも、自分が考えていることを発信したり形にしようと進めたりするのは得意な人かもしれない。日本の組織って、人のことを受け止めるのが上手くて、自分発信が苦手な人のほうが多くなりがち。だからもしその人が、発信力を持っている人間なら、上手く使ってみるのも一つの手だと思うわ。

その人に、チームリーダーとして与えられる仕事は何かないものかしら? 上の立場になったら、その人もおのずと「部下が分かってくれない」とか「感覚でものをを言う部下がいる」とか、kumuさんが悩まされていることに気づくかもしれない。そこでkumuさんは、解決策を提案したり、アイディアを提供したり、手助けをしてあげればいいのよ。

私もね、とても感覚的な人と仕事をしていたとき、よく戸惑うことがあったの。たとえば「アナタの思い描いているポスターイメージを簡単に描いて提出して」と言ったのに、その人は描いてこなかったのね。でもそこで根気強く理由を聞いてみたら、「いざ絵を描こうと思ったら、もっと別のアイディアが沸いてきて、それを形にするにはそもそもポスターという形じゃないほうがいいと思って……」と、新たにやりたいと思い始めていることを話し始めたの。そこで私は、「じゃあその別の形を追求して、一回やってみてごらん」と言ったのよ。その結果、ポスターで見せるより説得力のある動画ができました。

型にはめようとしたら、その人はこれまでと同じ、ただの空気が読めないワガママな人のまま。それよりも逆転の発想で、その人を生かす方法を試してみては? もちろん、それで何も持ってない人だったらただのワガママさんでしょうから、そのときはもう諦めることね(笑)。

いかがですか?
小林照子先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
小林照子(こばやしてるこ)
1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、青山ビューティ学院高等部・中等部、同・京都校の学園長も務めている。最新著書『80歳のケセラセラ。いくつになっても「転がる石」で』(講談社)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。

最終更新:9/1(木) 18:00

講談社 JOSEISHI.NET