ここから本文です

ホンダvsホンダの超高速バトル。 インディカー今季2勝目はワンツー

webスポルティーバ 9/1(木) 14:30配信

 2003年から3年間、インディカー・シリーズではホンダ、シボレー、トヨタの自動車メーカー3社がしのぎを削っていた。だが、2社が撤退し、2006年からの6年間はホンダが単独で全チームにエンジンを供給していた。

【写真】F1でもホンダのアロンソが激走!

 アメリカ最高峰のオープンホイール・レースにはメーカー間の競争が不可欠だ。インディカー側の働きかけや新しいルールの採用によって2012年にはシボレーが復帰し、以来、シボレーとホンダは熱い一騎打ちを繰り広げてきた。

 アメリカ最大の自動車メーカー、ゼネラル・モーターズのブランドであるシボレーは、「インディカーに復帰するからには、プライドにかけても負けるわけにはいかない」と、必勝体制で臨んできた。最強チームであるチーム・ペンスキーをエースとするシボレーは、3シーズン目からは実力、実績ともにペンスキーに肩を並べるチップ・ガナッシ・レーシングも自陣営へと引き入れ、4年連続でメーカー・タイトルを獲得。今季、彼らはその記録を5年連続へと伸ばすこととなる。

 一方のホンダは、エンジンの単独供給を行なっていた6年間、「競争相手募集」を訴え続けていた。有力チームを抱え込むことはせず、逆に新興チームや規模の小さいチームに実力をつけさせることを目標に掲げ、彼らに若手ドライバーを起用するようにも働きかけた。選手層、チーム層が厚くなれば、レースのレベルが上がり、誰が勝つかわからない内容でファンを楽しませることに繋がるからだ。

 もちろん、ホンダも負けてばかりはいられない。彼らはタイトルこそ手にしていないが、年間チャンピオンと同等以上の価値があると言われる世界最大のレース=インディ500で勝ち星を重ねている。シボレー復帰から今年は5年目になるが、その間ホンダはインディ500で3勝。ワンメイク時代のものも含めると通算11勝を挙げている。意外なことに通算優勝回数でもホンダはシボレーを上回っている。シボレーにも80年代にほぼワンメイクの時代があったが、通算優勝回数は9回だ。
 
 ホンダとシボレーによるメーカー対決は白熱しているが、2015年にインディカー・シリーズがエアロキットを採用すると、シボレーの優位が大きくなった。ダラーラ製シャシーに装着するエアロパーツは、自動車メーカーが開発、供給するルールとなり、より大きなダウンフォースとより小さなドラッグという背反する条件をシボレーがホンダより高い次元で実現してみせたのだ。2015年、シボレーは16戦で10勝をマークした。

 2016年に向けては、形勢不利にあったホンダに、シボレーより多くのエリアでの改良が認められた。しかし、シボレーの優位は逆に大きくなった。2016年用エアロは2015年のエアロを正常進化させたものとなっているため、1シーズンを戦ってノウハウを積み上げたシボレー勢は、性能をさらに引き出して戦闘力がアップしたからだ。

1/3ページ

最終更新:9/1(木) 14:44

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

Yahoo!ニュースからのお知らせ