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いつまでもあると思うなW杯出場。下降する日本「今そこにある危機」

webスポルティーバ 9/1(木) 14:50配信

ヤバイぞ、アジア最終予選~杉山茂樹×浅田真樹(後編)

浅田:第3戦以降の話をすると、10月のイラク戦(ホーム)、オーストラリア戦(アウェー)は、日本は比較的戦いやすい2試合だと思うんです。ただその戦いやすいというのも、最初の2戦で勝ち点6を取っていたらという話で、もし2分けだったりすると、まったく事情が違ってきますよね。

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杉山:アウェーでオーストラリアに勝たなきゃいけなくなるかもしれないからね。何となくみんな、このグループはオーストラリアと日本が少し抜けていると思っているところがあるけど、ふたを開けてみたらUAEのほうが強かったという話になってしまう可能性だってある。

浅田:オーストラリアも、もはや絶対的な強さはないですからね。むしろオーストラリアが抜けていて、残り1枠を争うというのだったらわかりやすいけど、オーストラリアも巻き込んで団子状態なんてことになると、1試合取りこぼしただけで順位が2つ落ちるというような相当ややこしい予選になります。

杉山:さらに先の話をしてしまうと、アジア5位だと北中米とのプレーオフになります。アメリカ、メキシコには勝てそうもないし、ホンジュラス、コスタリカも相当強い。アジアの国よりは強いから、プレーオフに行ったら危ないと思ったほうがいい。

 ということはこの予選で3位に落ちた瞬間、W杯出場に黄信号が灯ることになります。仮に1位、2位がオーストラリアと日本だとしても、3位との差は接近している。もしかしたらUAE戦は2位と3位を争う試合かもしれない。その意味でも初戦が見ものになります。

浅田:前回のアジアカップを思い出すと、日本はやはり強かったと思うんです。結果はUAEに敗れてベスト8で終わったけど、内容的に日本とまともにやれるのはオーストラリアぐらいで、韓国もちょっと落ちるなという感じでした。

 ただその後、日本とオーストラリアが、その角度はともかく下降線に入っているのは確かだと思うんです。イラクは水平ぐらいで現状維持。残るUAE、タイ、サウジアラビアは上を向いている。下降線と上昇線がどのタイミングで交わるのか、逆転するのかはわかりませんが、アジアカップのときより差が縮まっているのは間違いない。

杉山:オーストラリアも若手が出てきて、底は脱したような感じもする。だからもうひとつのポイントは、日本がどれだけ下降しているか。問題は日本が強い相手とほとんど試合をやってないことで、特にハリルホジッチはアジアカップにも出ていないから、予選の全体図がどこまで頭に入っているかだよね。

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最終更新:9/1(木) 16:04

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