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「性感染症」が20代の若者に急増中!! 決して他人事ではない! 正しい知識がないと、自覚症状がない内に手遅れになるかも!?

ダ・ヴィンチニュース 9/1(木) 11:00配信

「性のあるところに感染あり」だという意識を持っている若者がどれだけいるだろうか?大人になればセックスをするのは当然のことではあるが、性生活を持つ生殖年齢層の男女間において、「環境汚染のような形で」性感染症が拡散・流行しているという。
『増補版 今若者が危ない性感染症 青少年のための性感染症の基礎知識』(石和久/慧文社)では、なぜ若者を中心に性感染症が広がっているのか。また、実際にどのような病気が「性感染症」と言えるのか、その検査方法、治療方法などを、具体的な病名ごとに記述している「読みやすい医学書」のような一冊である。

 そもそも性感染症とは、性行為により感染する疾患のことである。主な性感染症は淋菌感染症、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、性器ヘルペス、AIDS(後天性免疫不全症候群)、疥癬(かいせん)などがある。性感染症の中でも多いのは「性器クラミジア感染症」と「非淋菌・非クラミジア性性器炎」が圧倒的だという。

 医療が発達した現在、10代後半から20代前半の若者層の間で、どうしてこのような性感染症が拡散してしまっているのか。原因はいくつか考えられる。
(1)複数の相手との性行為。
(2)性行為の低年齢化。
(知識が少ない/必然的に、性行為に及ぶパートナーの人数が増える)。
(3)性感染症の多くは自覚症状が乏しいこと。
(4)性感染症に罹患することが恥ずかしいことであるとして、あまり公にされないこと。
などの原因を以て、性感染症は正しい知識もないまま、多くの人に広がってしまうのである。

 予防策としては、(1)コンドームを着用する。(2)パートナーを特定する。(3)清潔さを保つ(爪を切る/事前事後の入浴。肛門などを触れた手で膣や外陰部に触れないこと)(4)正しい性知識を持つこと、などが挙げられる。
 あまり知られていないが、オーラルセックスでも性感染症にかかる可能性はある。

 また、実際に性感染症にかかってしまったら、「早期発見・早期治療」が何より大切なことだ。少しでも感染した可能性を感じたり、不安に思ったら、「無症状でも」病院に行く必要がある。「何科に行けばいいの?」と悩んだ方は、「症状が出ている部位の診療科に行く」のがいいそうだ。女性の膣おりもの、かゆみでは婦人科。尿道炎では泌尿器科、皮膚の発疹・潰瘍では皮膚科といった具合だ。

 しかし、中には「病院で診察してもらうことに抵抗がある……」という方も多いだろう。(それも性感染症が広がってしまう一因でもある)。そんな方のために、インターネットを介して自己採取検査キットを届けてもらい、それを検査センターに郵送し、後日、結果が送られてくるというシステムを利用する手もある。
 ただ、医療機関での検査でしか分からない性感染症もあるため、「いつもと違う」と感じたら、受診する勇気も持つべきだ。

 ほとんどの性感染症は、かかっても「治るもの」である。しかし、放置したままだと不妊になったり、AIDS(後天性免疫不全症候群)や(結果的に)ガンとなり、死に至る病も存在する。自分や大切な人を守るためにも、正しい性知識を持つことが不可欠なのだ。

文=雨野裾

最終更新:9/1(木) 11:00

ダ・ヴィンチニュース

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