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勝つも負けるも“大谷次第” 優勝狙う日ハムの不安材料

週刊文春 9/2(金) 7:01配信

「大谷の好不調がそのまま勝敗に直結するのが、今の日ハムです」(スポーツ紙デスク)

 球宴以降、二刀流を実質封印し、打撃に専念した大谷翔平(22)の活躍もあって、11.5ゲーム差あったソフトバンクを抜いて、日ハムが首位に立ったのは8月25日。だが、翌日の西武戦で、前日から喉の痛みを訴えていた大谷が体調不良で欠場すると、チームは1対7で大敗、1日で首位を陥落してしまった。ユニホーム姿のまま宿舎に戻った大谷は、脱水症状もあり、病院で点滴を受けた。

「この日、日ハムは初回の1死1、3塁という場面で重盗を失敗しました。試合の序盤、それも打席に4番の中田、という場面では、いわばギャンブル。ベンチにとって大谷不在がそれだけプレッシャーになったのでしょう」

 こう語るベテラン記者は翌27日に早くも復帰した大谷の顔色が気になったという。

「真っ青でした。大谷のことだから本人も試合に出たいと思ってるんでしょうけど、無理な復帰だな、という印象でした。今の日ハムにとって大谷は、そんな状態でもベンチに居て貰わないといけない存在なんでしょう」(同前)

 この日の大谷は9回に代打で登場し、バックスクリーンに突き刺さる20号ホームランを放ってチームの勝利に貢献。「千両役者」ぶりを見せつけたが、前出のスポーツ紙デスクは懸念を示す。

「このチームは大谷がパンクしたら終わりなのに、大丈夫か?  と。欠場した26日のことを本人の体調管理の問題だとする声もありましたが、見当違いです。大谷は頑張り過ぎなんですよ。野手として連続出場してソフトバンクを追い上げていたときも『先発が苦しくなったら助けられるようにしておきたい』と、投手としての練習もしてましたし、怪我しない方が不思議なくらいです」

 その懸念を裏付けるかのように、28日の西武戦で早くもスタメン復帰した大谷は、「彼らしくなかったですね」(同前)というミスを連発。6回に重盗を仕掛けた場面で、3塁ランナーだった大谷は3本間で挟殺。8回の打席ではタイムが認められていないのに、打席を外して、見逃し3振を喫している。

 22歳の大谷の双肩には、リーグ優勝の行方そのものが重くのしかかっている。


<週刊文春2016年9月8日号『THIS WEEK スポーツ』より>

「週刊文春」編集部

最終更新:9/2(金) 7:06

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