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「誤審」に泣いた当事者の浅野 悔し涙を流した6月の試合から一転、UAE戦後は気丈な振る舞い

Football ZONE web 9/2(金) 8:30配信

「勝たないと意味がない」と悔しさを露わに

 ロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選のホーム初戦で日本代表はUAEに1-2の逆転負けを喫し、まさかの黒星スタートとなった。途中出場で同点弾を決めたかに思われたFW浅野拓磨(シュツットガルト)だったが、最終的にノーゴールの判定。疑惑の判定に泣く形となり、浅野は「責任感を感じて戦うことができた。でも勝たないと意味がない」と悔しさを露わにした。

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 浅野は1-2と1点ビハインドの後半21分、FW岡崎慎司に代わって途中出場。「まずは自分の特徴であるスピードを生かして裏を突こうと思っていました。1-2で負けていたけど、ひっくり返せるという気持ちでピッチに入りました」と振り返る。

 浅野がチャンスを迎えたのは同32分だった。DF酒井宏樹のクロスをFW本田圭佑が必死に体を伸ばして頭で落とし、最後は浅野がフリーでシュート。やや当たり損ねたボールは、GKがライン上ではじき出したという判定でノーゴールとなり、こぼれ球に詰めた香川のシュートも相手DFにクリアされた。

 後半終了間際には、FW宇佐美貴史の浮き球パスに反応した浅野が、自慢の俊足を飛ばしてエリア左に入り込んでシュートを放つ。しかし、これは相手GKハリド・エイサの正面に飛び、ゴールネットを揺らせなかった。

「責任感やプライドなど大きなものを感じて戦うことができた。そういう経験をできたのは自分のプラスになる。ただ、チャンスで決められませんでした」

重圧のなかで結果を残す重要性を痛感

 8月のリオデジャネイロ五輪で、浅野は3試合・2ゴールと結果を残したが、チームはグループリーグ敗退。そして今回のW杯最終予選を受けて、重圧のなかで結果を残す重要性を改めて痛感するとともに、初戦を落とした事実を真正面から受け止めた。

「今日は悔しい結果に終わりましたが、切り替えて次のゲームで勝ち点3を取れるように、明日から良い準備をしたい」

 6月の国際親善試合、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、終了間際に消極的な横パスを選択して悔し涙を流したが、この日は気丈に前を向いた。9月6日、敵地のタイ戦で“ジャガー”の異名を取る俊足ストライカーは、停滞感を打破する一撃を叩き込めるか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/2(金) 8:30

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