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CB、GK、本田圭佑…。UAE戦の日本は「ピッチ上の問題」が噴出

webスポルティーバ 9/2(金) 15:01配信

 浅野拓磨のシュートが入ったか入らなかったか。入っていれば2-2。しかし、真っ先に目を向けるべき点はそこではない。内容の悪さだ。予選は始まったばかり。残りは9試合もある。挽回できるチャンスはいくらでもあるが、内容に目をこらせば、今後に向けた不安材料が溢れんばかりに存在する。

【写真】2010年南アフリカW杯以来、日本代表を牽引してきた本田圭佑

 来年3月に行なわれるアウェー戦の勝利、引き分け、負けを予想せよと言われれば、負け。よくても引き分けが妥当。大苦戦必至を思わせる内容だった。

 といっても、新たな問題点が浮き彫りになったわけではない。これまでにも見られた傾向ばかりだ。浅野のシュートが認められていればと言うが、1-2になってからも、UAEには惜しいシーンが目立った。ボールを奪ってからの速い攻めだ。日本の守備隊形がすっかり崩れた中を、UAEは巧みな個人技を生かしながら幾度となく前進。日本を大いに慌てさせた。最後は、決まればオッケー的な楽観的なプレーに走っていたが、同点の状況ならばより貪欲に攻め立てただろう。

 相手がもうワンランク上のチームなら、ボコボコにされていたに違いない。2014年ブラジルW杯、対コロンビア戦のように。日本が引きずる傾向は、監督が変わってもまるで同じ。奪われ方。奪われる場所とそのタイミングに日本は大きな問題を抱えている。

 癖。サッカーに対する誤解と言ってもいい。日本代表監督にその点を正す人が就かない限り日本のサッカーはよくならないとは、何年にもわたって指摘している点だが、現時点でハリルホジッチに、そこのところを改善しようとする姿勢はない。

 とはいえ、選手も選手だ。自分たちのおかしさに、いい加減気づけないものか。サッカーの本場、欧州でプレーしているベテランはとりわけ、だ。4-2-3-1の3の右である本田圭佑は、どういう理由で、あれほど内に入ってしまうのか。内に入るほど攻撃の幅は狭くなる。右サイドバック(酒井宏樹)と絡む機会も減る。本田と香川真司(1トップ下)、岡崎慎司(1トップ)が、真ん中の狭いエリアで、同じ線上に重なり合うシーンも頻繁だった。

 後半、大島僚太が右サイドに展開しようと長めのキックを蹴ろうとした瞬間があった。流れから見て、それは至極、真っ当な選択だったが、右の高い場所にいるべき選手は、その時、ド真ん中に構えていた。新人の大島は、そこで向きを変え、真ん中を選択したのだが、その2つほど先で攻撃はストップ。相手にボールを奪われることになった。

 パスコースがろくになく、相手も守りを固める真ん中を繰り返し進む姿は、あまりにも強引。非頭脳的プレーと言わざるを得ない。

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最終更新:9/2(金) 15:07

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