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より良い習慣を確立するためのには、最適な化学反応を見つけるべき

ライフハッカー[日本版] 9/2(金) 22:10配信

化学には、活性化エネルギーというコンセプトがあります。これは、化学反応を起こすために必要な最低のエネルギー量を意味します。マッチをするとき、そっとやっても火はつきません。なぜなら、化学反応を起こして火花を発生させるだけの十分なエネルギーが与えられないからです。

しかし、ある程度の力でマッチを擦ると、十分な摩擦熱が発生し、火をつけることができます。マッチを擦ることで与えたエネルギーが、活性化エネルギーのしきい値を越えたため、反応が起こったのです。

化学の教科書では、活性化エネルギーをこのように説明しています。

たとえるなら、丸石を転がして山を登るようなものです。石を頂上まで押すには、いくらかのエネルギーが必要です。ところが、頂上を超えると、あとは勝手に転がります。化学反応も同じで、必要なエネルギーを加えることで反応がはじまり、あとは勝手に反応が進むのです。

この活性化エネルギーは、すべての化学反応に関係します。でも、私たちの日々の生活には、どのように応用できるでしょうか?

新習慣の活性化エネルギー

すべての化学反応に活性化エネルギーが関係しているのと同様、すべての習慣や行動にも活性化エネルギーが必要だと考えることができます。

もちろんこれは比喩ですが、どんな習慣であれ、確立するにはある程度の努力を要します。化学では、起こすのが難しい化学反応ほど、必要な活性化エネルギーが高まります。これと同じで、行動が難しくて複雑であるほど、それをはじめるために必要な活性化エネルギーが多く必要になるのです。

たとえば、毎日腕立て伏せを1回するという習慣を確立するには、それほどのエネルギーを要しません。ところが、毎日100回となると、かなりの活性化エネルギーが必要でしょう。複雑な習慣ほど、はじめるのに多くのモチベーションとエネルギーを投入しなければならないのです。

目標と習慣は別もの

人は、何としても達成したい大きな目標のためならモチベーションを高めることができます。そして、その大きな目標を達成するには、気持ちを改め、意欲的な習慣を確立して生活を変えなければならないことに気づくでしょう。つまり、生活を変えるような成果を夢見るあまり、ライフスタイルを改善しようとしないのです。

ここで問題になるのが、大きな目標には多くの活性化エネルギーが必要なこと。当初はモチベーションが高く、新しい目標に向かってワクワクしているため、はじめるためのエネルギーを見つけられるかもしれません。でも、すぐに(おそらく1、2週間で)モチベーションが弱まり、毎日の習慣を活性化するだけのエネルギーが出せなくなってしまいます。

教訓1

小さい習慣なら、活性化エネルギーが少なくて済むので、持続できる可能性が高まります。必要な活性化エネルギーが高いほど、長期的に継続することは難しくなります。始めるのにたくさんのエネルギーを必要とすることは、いつか必ずやらなくなる日が訪れるでしょう。

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最終更新:9/2(金) 22:10

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