ここから本文です

起業で最も多いのは60歳以上…学生こそが起業しろ! --- 高橋 亮平

アゴラ 9/2(金) 16:51配信

日本で最も起業しているのは60歳以上…

起業やベンチャーというと、多くの人がイメージするのはMicrosoftやGoogle、AppleなどといったIT系の企業を若くして創業する。といったイメージがあるのではないかと思う。

実際にシリコンバレーで平均年齢が30歳代だと言われる。これでも年齢は上がっていると言われており、一昔前にはこの平均年齢は20歳代だった。

ところがである。

日本における起業家の年齢を世代別に見ると、最も多いのが60歳以上で32.4%と1/3程もを占める。

多くの日本人のイメージとここまで異なるというのが今の日本の現状である。

もちろん高齢になってからの起業が良くないというわけではなく、大いに頑張ってもらいたいところではあるが、社会経験を積んでからの起業とそうでない場合とでは意味合いが異なるケースがある。

タイトルの通り、筆者は学生など若者の起業を増やそうという思惑である。

こうした提案をすると、それなりの割合で、「もう少し社会経験を積んでからの方が…」という指摘をもらう。

しかし、社会経験を積んでからの起業は、どちらかというと独立という色合いが強く、その場合、新しい産業や事業、サービスが生まれるというよりは、同じ事業の担い手が変わるという側面が強くなったりすることがある。

その意味でも、若くして起業することには、大きな意味があるのである。

中央大学では、起業家サークルを立ち上げ1年半で8社起業

中央大学で特任准教授に就任したこともあり、1年の春学期の段階で、企業から実際の課題をもらい課題解決を図るPBL(Project Based Learning=課題解決型学習と言われるアクティブラーニングによるグループワークプログラムを60人程度2クラス、120人程度に教えている。

こうした取り組みは、学生の成長に日樹に寄与することはもちろんであり、非常に大きな成果を出しているが、さらに実践的な経験を積ませていくため、中央大学では、このPBLプログラムである「ビジネスプロジェクト講座I(通称:ビジプロ)」の上級プログラムとして、さらにベンチャーやスタートアップの起業を目指したビジネスプラン作成プログラムとして、「ビジネスプロジェクト講座II(通称:ビジプロ2)」を設置した。

昨年は、電通の子会社のほか、ChatWork株式会社を始めいくつものベンチャー企業の社長、株式会社コロプラのVC(ベンチャーキャピタル)部門の担当者などを招いて、学生たちは自らのビジネスプランを磨いた。

中でも大学1年生の女子学生が提案したビジネスプランは、フィードバック訪れた経営者たちからも高く評価され、実際に起業資金となる100万円を個人で投資してもらい、起業。

初の授業からの起業となった。

一方で、半期15回の授業だけでは、実際に学生起業を乱立させるのは難しいため、中央大学の中では、自分が特任准教授の任期中に日本一のベンチャー大学になることを目指そうと、学生たちと「2年間で20社の学生企業の起業」を目標に掲げ、「中央大学起業家サークル( https://www.facebook.com/中央大学起業家サークル-434431583400523/ )」を立ち上げた。

慶応大学のKBCや東京大学のTNKの代表を招いてのシンポジウムや、起業家やシリコンバレーからの講師を招いての勉強会などを行い、学生たちは自らのビジネスプランを練り、フィードバックをもらいながら質を高め、起業をめざす。

実際にこの起業家サークルを立ち上げてから1年半で8社もの学生企業が起業し、今月9月4日からは、メンバーたちが、テレビ朝日系BSジャパンの「田村淳のBUSINESS BASIC」に出演。

9週連続で出演する予定だ。

単位の付く授業とサークル活動、さらにはこうした社会における活躍の場をうまく掛け合わせながら、実際に学生たちが起業していくためのエコシステムにしていこうと考えている。

1/3ページ

最終更新:9/2(金) 16:51

アゴラ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

アゴラ-言論プラットフォーム

アゴラ研究所

毎日更新

無料

経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム