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【セルジオ越後】6日のタイ戦、勝てなかったら監督解任。誤審騒動で問題をすり替えるな

SOCCER DIGEST Web 9/2(金) 0:33配信

日本の立ち位置を知るためのチームとの対戦が組めず。2次予選はなんとなかったが、もはや誤魔化しは効かない。

 ロシアワールドカップ・アジア最終予選が始まった。日本はUAEにホームで敗れる最悪のスタートを切ってしまったね。怪我人が相次ぐなかでいくつかの試みがされた結果、日本の選手層が薄くなってきていることが証明されるような内容になってしまったね。

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 残念だったのは、なんとしても勝ってやろうという意気込みが、UAEのほうが強く感じられたこと。日本協会のサポート態勢もお粗末だったと言わざるを得ない。

 明らかに準備不足だった。相手は国を挙げて、スペインと中国で2か月以上のキャンプをしてきた。もちろん、そこまでやる必要はないだろうけど、日本協会からはまったくと言っていいほど、危機感が感じられず「なんとかなるだろう」という空気が漂っていた気がしてならない。
 
 加えてコンディションの問題はあったとしても、アジアカップでUAEに負けた時よりも内容が酷かったことも気になったね。
 
 ブラジル・ワールドカップで惨敗を喫したあと、日本の立ち位置を知るためのチームとの対戦が、まったくと言っていいほど組まれてこなかった。だから、どれぐらい成長しているのか、それとも伸びていないのか、ずっと五里霧中のままだった。それでも2次予選はなんとなかった。でも、もはや誤魔化しは効かなくなったということだよ。
 

周りのコンディションが酷過ぎて、代表デビューの大島も気の毒だったと思う。でも、一番歯痒かったのは中村憲剛だったかもしれないね。

  欧州組の選手は後半明らかにバテていた。帰国して数日しか経っていない時差ボケの影響が如実に出ていた。前半は先制できたけど、徐々にプレー精度が落ちていった。「不動組」も年齢を重ねてきていて、いつまでも同じようなプレーはできなくなってきている。
 
 はっきりと分かったのは、コンディションが悪ければ、「良い時の欧州組」ではないということ。どのようにして、少しでもベストの100パーセントに近いコンディションでプレーさせるかを考えないといけないよ。

 伸び幅はないけど、80パーセントや90パーセントのパフォーマンスができればいい。長谷部、本田、吉田、岡崎……残念だけど、ずっと「不動組」でやってきた彼らに、「100パーセント」を超える伸びは期待できず、チーム力を押し上げることは期待できないんじゃないかな。
 
 だからチャンスが巡ってきたとはいえ、周りのコンディションが酷過ぎて、A代表デビューを飾った大島も気の毒だったと思う。でも、一番歯痒かったのは中村憲剛だったかもしれないね。ハリルはなんのために、暗に彼をバックアップメンバーだと発表したのかな。オーバーエイジのバックアップ? もう、リオ五輪は終わったのにね。
 
 ハリルは判定に不満を漏らしていたけど、試合後、かなり精神的にダメージを受けていた感じがしたね。でも、審判に文句を言うぐらいだったら、金崎の態度に文句を言ってメンバーから外したことを反省してほしいよ。アントラーズのことにまで首を突っ込む必要はなく、もっと自分のチームの足もとを見つめなければいけなかったはずだよ。
 
 まず目の前の戦いに勝たなければいけない。ハリルはちょっと図に乗り過ぎたよ。次のタイ戦、勝てなかったら監督解任だ。というか、万が一、タイに負けるようなことがあれば、その時点で、ロシア行きの可能性は潰えてしまうと言っても過言ではない。
 
 

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最終更新:9/4(日) 18:28

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