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セットプレー2発に屈したGK西川が、失点シーンを分析。「壁の裏を意識して重心が動いた分、力が上手く伝わらなかった」

SOCCER DIGEST Web 9/2(金) 6:00配信

「GKがいかに大事か」。FKとPKによる2失点に、西川は責任を痛感していた。

【ロシアW杯アジア最終予選】日本1-2UAE/9月1日/埼玉スタジアム2002

 9月1日のロシア・ワールドカップ・アジア最終予選で、日本がUAEに1-2で敗れた。
 
 本田のゴールで先制したものの、FKとPKで2失点。崩されて決められたわけではなかっただけに、GK西川は「GKがいかに大事かという試合になった」と責任を痛感していた。
 
 西川曰く、FKを直接叩き込まれた場面では、「枠に飛ばしてくるのは覚悟していた。必ず壁の裏かGKサイドに来るなと思っていた」という。しかし、「壁の裏を意識して重心が動いた分」反応が遅れ、GKサイドに来たボールに両手で触れながらも「力が上手く伝わらなかった」。パンチ力のあるシュートに手を弾かれる形で、日本のゴールネットが揺らされたというわけだ。
 
「GKサイドに来たので、あれは止めないといけない。しっかりと手にも当てていたので、止められなかったのは自分の反省点でもあります」
 
 本人がそう語るとおり、GKにとっては悔いの残る失点だったと言えるだろう。
 
 また、2失点目のPKについては、次のように述べた。
 
「いろんな映像を見ていたので、あのチップキックの情報もありました。駆け引きの巧さは、相手が一枚上だった。あの状況で、あれをやってくるのは強いなと」

 自分の右サイドに来ると呼んで横っ飛びした西川をあざ笑うかのように、キッカーのハリルは中央への”パネンカ”を選択。まるで、2015年のアジアカップ準々決勝でGK川島が決められた場面をなぞるかのように、ふわりとしたシュートがネットに収まった。

「セットプレー2発は『悔しい』のひと言だけど、これが最終予選の厳しさかなと」

 どちらの失点場面でも、西川は駆け引きに敗れている。その無念さたるや、相当のものだっただろう。しかし、このGKは気持ちを切り替えているようでもあった。
 
「セットプレー2発でやられてしまったのは『悔しい』のひと言だけど、これが最終予選の厳しさかなと。負けた後に自分たちがどう立ち向かっていくかが大事。下を向いても仕方がないので、明日からまた良い準備をしたいと思います」
 
 UAE寄りだった主審の判定についても、「そこは想定内というか、レフェリングはまったくJリーグとも違うだろうと試合前から思っていました。なにが起きても慌てずにやろうと」とクレームを付けるわけでもなく、純粋に次の試合での勝利に向かって仕切り直している。
 
「監督は、『あと9試合ある。そこはポジティブに捉えながら次の試合に向かっていこう』と言っていたし、これから試合までに少し時間があるので、スカウティングを見ながら自分たちの反省点をしっかり把握して、監督とも話して、みんなで同じ方向を向いて戦わないといけない」
 
 まさかの黒星スタートとなった日本が連敗すれば、途端にロシア行きに黄信号が灯る。勝利が絶対の次節・タイ戦(アウェー)は9月6日。再びピッチの立つであろう不屈の守護神が、どんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

最終更新:9/2(金) 6:00

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