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「不可解なジャッジ」に口を閉ざす吉田が提示する根本的な改善点

SOCCER DIGEST Web 2016/9/2(金) 19:11配信

「もう少しカウンターを食らわない攻撃の仕方をしないと、前線の余力もなくなる」

【ロシアW杯アジア最終予選】日本 1-2 UAE/9月1日/埼玉スタジアム2002
 
 吉田麻也はまたしても失点に絡んでしまった。
 
 18分、A代表デビュー戦となった大島僚太のパスが弱くなったところをUAEに狙われる。吉田はなんとかゴール前まで戻ってカウンターを食い止めるも、相手を倒してしまい、同点弾につながるFKを献上。たしかに、吉田の右手がFWアリ・アハメド・マブフードの身体に触れたようにも見えるが、決してイエローカードが提示される悪質なプレーではなかったはずだ(引っ掛けたように見えた足は、相手に当たっていない)。
 
 この日は他にも、大島がPKを献上した54分、宇佐美貴史がペナルティエリア内で倒されながらPKをもらえなかった67分、浅野拓磨のシュートがノーゴールと判定された77分と“疑惑の判定”が続き、試合後のミックスゾーン(取材エリア)でも、その話題が大半を占めた。
 
「ジャッジに関して? 不思議なことだらけですよ。(浅野のシュートは)明らかにゴールだと思うし、笛も前半からかなり向こう寄りだった。僕がFKを取られた場面も、相手の動き出しにはしっかり対応できていたかなと。ファウルもほとんど触っていない状況だったし、絶対にイエローカードではない。不可解すぎて発言する気にもなれません」
 
 レフェリングの質に思うところがありながらも、核心はグッと言葉を呑み込んだ。

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 今年に入って、吉田が失点に絡むシーンが増えている。ただ、そのほとんどがカウンターを食らってのもので、 責任の所在は彼だけにとどまらない。吉田は自分たちの足もとへと目線を向け、守備の対応だけでなく、攻撃も工夫しなければいけないと分析する。
 
「キリンカップでも先制した後にすぐ失点してしまうシーンがあったので、点を取った後に守備を締め直して、また自分たちのリズムを取り戻したいとは意識していた。ただ、(失点は)中盤での取られ方が良くなかったし、ファウルじゃなくても止められたと思います」
 
「もう少しカウンターを食らわない攻撃の仕方をしないと。毎回、攻撃をしてカウンターを食らって、攻撃をしてカウンターを食らってでは、アップダウンがかなり激しくなって、前線の選手の余力もなくなってくる。逆に高い位置で何度もボールを奪って厚みを出すことができれば、攻撃陣も余裕が生まれて、もっと質の高い攻撃ができるはず」
 
 大事な最終予選初戦を落とし、日本は「正直、かなり追い込まれた」(吉田)。しかし、ワールドカップ出場権を手にするためには、残り9試合で取り返していくしかない。吉田には、これまで以上に“最後の砦”としての働きが求められる。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:2016/9/4(日) 1:52

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