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五輪3連覇の野村忠宏さんが高校生を指導 練習に不可欠な“意識”とは

THE ANSWER 9/3(土) 19:33配信

金メダル披露に大歓声

 柔道男子で五輪3連覇を達成した野村忠宏さん(ミキハウス)が8月31日に桐蔭学園高校の生徒たちに熱いメッセージを託した。全校生徒の前で講演会を行い、柔道部員31人に対しては自身の積み重ねた練習方法などについて直接指導した。

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 今回は大塚製薬が企画する「ポカリスエット ブカツ応援キャラバン」の一環で実施。柔道部だけでなくラグビー部、サッカー部、野球部などスポーツの強豪校としても知られる名門だけに、野村さんの貴重な体験談が聞けるとあって会場には多くの生徒が詰めかけた。

 野村さんは冒頭で、全校生徒の注目を引きつける“あるもの”を披露。「だいたい、いつも僕が出るよりも金メダルを出した方が『キャー!』っていうリアクションなんですよね」と冗談めかしながら3個の金メダルを取り出すと、会場からはどよめきの声が起こった。

 1996年アトランタ大会、2000年シドニー大会、04年アテネ大会と男子60キロ級で五輪3連覇。その柔道人生を振り返った野村さんは「可能性は無限大にあります。ただ時間というものは無限じゃないです。高校生活は今しかない。勉強、スポーツ、楽しくても苦しくても本気になれるものにチャレンジしてほしい」と話すなど、約40分間にわたって生徒たちにメッセージを送り続けた。

常に実戦を意識して―

 講演会後には柔道部男子主将を務める関根聖隆くん(3年生)が「自分もオリンピックチャンピオンを目指しています。その目標を達成するためには挫折もあるかと思いますけど、今日の話を聞いて、最後まであきらめずに取り組めば、絶対に達成できると思いました」と語り、今後の成長を誓った。

 また、野村さんは1時間半と限られた時間で行われた稽古の中で、「背負い投げ」を練習テーマに設定。釣り手などの技術を惜しむことなく披露。柔道の基本である打ち込みでは「ただ身体が入った状態を作るのではなく、いつでも投げられる形に持っていくことが重要」と指摘し、常に実戦を意識することを繰り返し教え込んだ。

「普段から試合と同じ、もしくはそれ以上の練習をしていくことの重要性を伝えさせていただきました。普段触れ合うことがない若い学生を指導して、可能性を感じました。皆さんにとってもいいきっかけとなってくれればと思います」

 稽古後にそう語った野村さん。全国クラスの選手が在籍する同校の生徒にとってもかけがえのない時間となったに違いない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:9/3(土) 19:42

THE ANSWER

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