ここから本文です

【9月2日千葉ロッテ対埼玉西武戦、BBC独自採点】菊池、石川両者一歩も譲らない投手戦でドロー

ベースボールチャンネル 9/3(土) 11:00配信

息詰まる投手戦

 千葉ロッテ対埼玉西武の20回戦は、延長12回でも決着がつかず1-1の引き分けに終わった。

 試合はロッテの先発石川と西武の先発菊池が立ち上がりから気迫のこもったピッチングを披露し、両者一歩も譲らない投手戦を展開した。

 石川は3回表にメヒアに適時打を浴びて1失点、菊池は4回、清田にスクイズを決められて1失点したものの、その後は、両者とも要所を締めて粘り強く投げた。

 試合後、ロッテ伊東監督は「先発の石川は、この2試合、早い回でマウンドを降りていたので心配した。今日は8回1失点ですから、よく投げてくれた」とエース・涌井に継ぐ存在として期待している石川の復調を喜んだ。「救援陣も大変だったけど、よく我慢してくれた」と選手たちの奮闘を称えていた。

 一方、これまで早い回での降板が多かった西武・菊池は8回132球の熱投。8回裏には、2死満塁で代打・デスパイネという窮地も迎えたが、最後は三塁ゴロに打ち取って、役目を果たした。菊池は「自分は投手戦が好きで、相手が好投手の中、こういう試合をしたかった。楽しい試合でした」とはにかんだ。

 試合は決着しなかったが、最後まで息の詰まるような好ゲームだった。

 採点は以下の通り。

【採点基準】
8  シーズンに1試合あるかないかの活躍
7.5 突き抜けた活躍
7  勝利貢献度上
6.5 勝利貢献度中
6  勝利貢献度小
5.5 活躍した選手
5  可もなく不可もない
4.5 足を引っ張った
4  敗戦につながるミス
3.5 退場など試合を壊す

さらに現地取材の内容を加味します。

<埼玉西武ライオンズ>

(右)金子侑5.0
評 1番打者としての役目を果たすことができずに、4打席目に代打を送られた。学生のころからスイッチヒッターであるため、逃げる球への経験値が少ない。シンカー、チェンジアップへの対応が課題だ。


(中)秋山5.5
評 石川との対戦では、最初の2打席こそ内容は良かったものの、4打数無安打。ただ、その後の2打席で選んだ2四球は意味がある。


(二)浅村6.0
評 石川にもっともタイミングが合っていた。今日の試合を決めるなら彼のバットしかなかった。それくらいに振れていた。


(指)メヒア5.5
評 3回に詰まりながらも、石川のストレートを左翼前に運ぶ先制打。執念のタイムリーヒットだったといえる。


(三)中村5.0
評 本調子とはいかず。今日は読みも外れていて、全くいいところがなかった。守備面では8回裏のピンチで飛んできたゴロをうまくさばいた。


(捕・右)森5.5
評 捕手として先発の菊池を好リード。炭谷とは違った味を見せていたが、キャッチングが今一つ。ストライクと思った球がボールと判定される理由を考えるべきだ。


(左)栗山6.0
評 自信をもって見逃す彼の姿勢は恐れ入る。審判も思わず、ストライクとは言えない。9回表2死からの中前安打は、好投の菊池を勝たせてやりたい気持ちが伝わってくる一打に見えた。


(一)山川4.5
評 一つの犠打を決めたのみで、2打数ノーヒット、途中交代した。守備面では、4回裏に、ファールフライを落球した。その後、スクイズを決められただけに、痛い失策だった。


(遊)呉5.5
評 ボールの見方やバットへの捉え方など、非凡なセンスを垣間見せる。しかし、守備面は課題が多い。永江の3分の1の守備範囲しかなく、このままでは大事なポジションを任せるのは厳しい。

<投手>
菊池7.0
評 120球を超えながら、8回裏、2死満塁のピンチを抑えた姿は、彼の成長を垣間見せた。力だけのピッチングもできれば、巧さも見せる。一つ階段を上った。


増田6.5
評 2イニングを1安打のみに抑える見事な投球。つけ入るすきを与えない姿は守護神の風格だった。


牧田 6.0
評 12回裏、勝利がない中で、メンタルをコントロールしてサヨナラを許さなかった。精神面の強さはチーム1だ。


<途中出場>
渡辺5.0
評 代打も含めて、好機で2度打席に立ったが、共に快音を響かせながら、結果を残すことはできなかった。職人であり、勝負師ではないのかもしれない。


炭谷6.0
評 疲れが見えた菊池を巧みにリード。その後も、勝ち越しを許さない安全な配球を見せた。また、キャッチャーのキャッチングの重要性も見せた試合でもあった。炭谷がマスクをかぶってから、ストライクゾーンが広く感じたのは偶然ではないはずだ。


斉藤―
永江―
上本―


田邊監督5.5
評 菊池を8回まで引っ張った采配は見事だった。試合をスクイズで決めなかったことも、このチームなりのプライドだったのだろう。ただ、代走や守備交代のタイミングが不可解だった。

1/2ページ

最終更新:9/3(土) 11:46

ベースボールチャンネル

なぜ今? 首相主導の働き方改革