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全オランダが賞賛。ハーフナーがあの元J監督とのコンビで絶好調

webスポルティーバ 9/3(土) 18:30配信

 開幕から3連勝を記録するなど、ADOデン・ハーグが絶好調だ。第4節を終えた時点で、負けなしの勝ち点10。昨季、一度も連勝がなかったチームとは、とても思えない快進撃だ。

【写真】日本代表は決定力不足にあえいでいるが……

 デン・ハーグ2季目のハーフナー・マイクは、開幕戦のゴー・アヘッド・イーグルス戦でいきなりの2ゴール。さらに、第4節のヘラクレス戦でも縦への馬力あふれる突破を見せ、マーカーふたりを置き去りにしてから強烈なハーフボレーシュートを決めるなど、エースにふさわしい働きを見せている。

 今季から指揮を執るゼリコ・ペトロビッチ監督のチームビルディングも順調に進んでいる。浦和レッズの指揮官としては残念ながら結果を残せなかった“ペトロ“だが、マルティン・ヨル(前アル・アハリ)、ルート・フリット、アブラム・グラント(現ガーナ代表)、フース・ヒディンク(前チェルシー)、ディック・アドフォカート(現フェネルバフチェ)といった大物指導者に仕え、学んだ成果をここで出そうとしている。

 昨季と比べてデン・ハーグが大きく変わったのは、中盤の構成だ。昨季のデン・ハーグはストライカーのハーフナー、ウイングのルベン・スハーケン、エドゥアール・デュプランの「強力3トップ」がウリのチームだった。しかし、中盤に関してはトレス・ボランチシステムと呼んでも差し支えないぐらい、守備にアクセントを置いたシステムを敷いていた。

 昨季同様、デン・ハーグは今季も4-3-3のフォーメーションを採用している。だが、夏の準備期間からペトロビッチ監督が取り組んでいたのは、左ウイングだったデュプランをトップ下にコンバートし、中盤にクリエイティビティを創ることだった。昨季はサイドからデュプランがクロスを入れ、ハーフナーがゴールを決めるという“ホットライン“を築いていたのだが、今季はストライカーとトップ下という関係でそれを引き継いでいる。

 今季、周囲で頻繁に聞かれるのは、「昨季と比べてデン・ハーグのサッカーが非常に面白くなった」ということ。そして、「相手DFにとってハーフナーが脅威になっているため、デュプランにスペースを作ることができている」ということだ。

 今季のデン・ハーグのシステムが機能しているのは、ハーフナーのコメントからも伝わってくる。

「新加入のMFトム・トリブルは、中盤でかなりつぶす選手。エールディビジのなかで3番目にボールを奪っているので、彼の存在も大きいです。エドゥー(・デュプラン)がトップ下でやっていて、そこでゲームを作ったり、あとは若い力が左(FWヘルファネ・カスタネール)で躍動しているし、選手の経験もある。いろいろ重なっていいチームだなと思います」


 チーム内のムードは、ハーフナーいわく、「昨季もそうでしたが、選手たちの仲がとてもいいんです」と、かなり良好らしい。昨季から残った選手、今季から加入した選手、そしてユースから上がってきた選手がペトロビッチ監督のパッションと化学反応を起こし、見事なハーモニーを築いている――。それが、今季のデン・ハーグなのだ。

 とはいえ、ハーフナーにとってすべてが順風満帆なわけではない。ヘラクレスとの試合でハーフナーは、ネガティブな意味でオランダ中のサッカーファンから注目されてしまった。そのシーンは、1-1で迎えた80分に訪れた。

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最終更新:9/3(土) 18:30

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