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本田の檄に“控え組”は応えられるのか? W杯出場のため台頭が必須な原口、武藤、山口の正念場

フットボールチャンネル 9/3(土) 18:00配信

W杯出場に向けて絶体絶命のピンチに追い込まれた。本田圭佑が「気合や根性、負けず嫌いみたいなものが足りない」と苦言を呈した今、控え組の奮起が予選突破に向けて必須だ。武藤嘉紀、原口元気、山口蛍といった若手の奮起に期待が集まる(取材・文:元川悦子)

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絶体絶命のピンチに追い込まれた日本代表

「UAEはやっぱりずる賢かったし、2つのファウルを貰うことに成功した。そういったところの怖さを改めて実感した」

 日本代表DF酒井宏樹が神妙な面持ちでこう語ったように、1日に埼玉スタジアムにて開催されたロシアワールドカップ・アジア最終予選初戦UAE戦で日本は相手のしたたかな戦いぶりに屈し、1-2の逆転負けを喫した。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も選手たちも「残り9試合全勝する気持ちで戦う」と口を揃えたが、日本が絶体絶命のピンチに追い込まれた事実は変わらない。98年フランス大会以降、最終予選初戦で敗れたアジアのチームが出場権を獲得した例はないのだ。

 埼玉の不敗神話が途切れた悪夢から一夜明けた日本代表は、夕方のタイ移動に先駆け午前中に埼玉最後のトレーニングを実施した。この日は前日軽い負傷を強いられたドルトムントのMF香川真司とレスター・シティの岡崎慎司が室内調整のみとなり、それ以外の主力組はクールダウンに努めた。一方で途中出場したヘルタ・ベルリンの原口元気らは5対5などの実戦形式練習を精力的にこなしている。

 UAE戦で全くと言っていいほど存在感を示せなかった香川が軽い痛みを訴えたとなると、指揮官は6日にバンコクで開催されるタイ戦で新戦力抜擢を考える可能性が高い。今回は前線を2トップにして、トップ下に原口を起用するような斬新な戦い方にトライすることも考えられるだろう。

原口に求められる“強引さ”

 原口自身は先発出場に並々ならぬ意欲を覗かせており「今はあぁいった位置(センターハーフ)で考えられているので毎日毎日が練習。あそこで出たら怖がらずにやりたいし、たとえボールを取られたとしても自分が追いかけたら取り返せる。思い切っていきたいです」と語った。

 UAE戦終盤にボランチでプレーした時は15分間という短さもあって気合が空回りしがちだったが、原口には他のアタッカーにはないダイナミックさと強引さがある。またリスクを冒して前に出ていくことも厭わない。ミランのFW本田圭佑が「戦い方どうこう以前に気合や根性、一歩足りないところで相手の足を出して潰すといった負けず嫌いみたいなものが足りない」と苦言を呈した今、そういった激しさを前面に押し出せる原口の抜擢は検討の余地が十分にあるだろう。

 原口本人も「日本はゴール前でファウルをもらうのが少ない。仕掛けていった時にもらえる可能性があるから、自分はちょっと違うものが出せるかなと」と自らを違った色合いを出せる数少ない存在だと認識しており、「上手い選手ばかりじゃなくて、強引にいける選手もほしいと思うので、僕はそういう役割ができたら1つ武器になると思う。そういった部分を求められて、起用されていると思うので」と自負している。原口が細かいパスワークを好む香川やセビージャの清武弘嗣らとの違いを示せれば、自陣に引いて守ってくる相手守備陣をこじ開けるきっかけをつかめるのではないか。

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最終更新:9/3(土) 18:06

フットボールチャンネル

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