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「シン・ゴジラ」ヒットの理由はリアルさと満載の小ネタ遊び

NEWS ポストセブン 9/4(日) 16:00配信

 興行収入53億円を突破、4度見るようなリピーターも続出している映画『シン・ゴジラ』。そのヒットの理由はどんなところにあるのだろうか?

◆備品などは、実在するものが登場

 ゴジラ対策のために、不眠不休で働く“巨災対”のメンバーのパソコンが『パナソニック』や『富士通』、アップル社の『Mac』だったり、普段目にしているものが実際に画面に登場する。

「夜食には、カップ麺の『マルちゃん 赤いきつね』やコンビニおにぎりが出てきて、疲れ切った彼らが食べている姿を見ると、SFの世界とは思えないリアルさがありました」(ネットニュース編集者・中川淳一郎さん)

 また、実在のビルや電車などが意外な活躍を見せるのも、今回の見どころの一つ。

◆チーム日本の底力が感じられる

 庵野秀明総監督がとにかくこだわったのはリアルさの追求だ。まずは、ゴジラが現れたらどんな組織が立ち上がるのか? 膨大な3.11の資料を参考に、その流れを作り上げたという。

 取材した官庁は国土交通省、環境省、原子力規制庁、内閣官房、首相官邸など。各省庁では何をするのか、大臣は何をするのかなど細かく取材。室内の調度品などは実際のものと同じ物をそろえるなど徹底的に再現されている。

 また、自衛隊の全面協力の下、臨場感を出すため陸海空のそれぞれの隊員が、“もし自衛隊がゴジラを襲撃するとしたら、どうするのか”を細かくシミュレーションしたという。

「ゴジラを撃ちながら戦車が移動するシーンで、決してハズさないレベルの高さに感動した」という人も。

◆監督の遊び心の小ネタ満載

 ゴジラによって首都は破壊的な状況になるが、よくよく見るとそこかしこに遊び心が隠されている。“追いゴジラ(リピーターのこと)”している人々は、それを見つけては語り合っている。

「各局、ゴジラ襲来のニュースを特集している中、一局だけアニメを流している。これは大きなニュースで各局特番を組んでいても、独自の番組を流すテレビ東京を彷彿させます。 石原さとみさん扮する米国大統領特使・カヨコも若い女性らしく、“ZARAはどこ?”と内閣府の人に聞くなど、2~3度見るとわかる小ネタも満載です」(ゲーム作家の柴尾英令さん)

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最終更新:9/4(日) 16:00

NEWS ポストセブン