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園児たちの間で大ブレイクの「エビカニクス」って? 生みの親・ケロポンズを直撃!

週刊女性PRIME 9/4(日) 17:21配信

「あの曲を知らない子どもやママはいないと思います。でも、急にブレイクしているのが不思議。だって、昔から保育園や児童館では当たり前のように流れていたから」

 そう話すのは、都内に暮らす小学生の子どもを持つ30代の主婦。

「あの曲」とは「エビ!」「カニ!」と歌いながら踊る『エビカニクス』のこと。作詞作曲をし、歌っているのは、ともに幼稚園教諭の資格を持つ女性2人組ユニット「ケロポンズ」だ。

 1999年に「ケロ」こと増田裕子さん(54)と、「ポン」こと平田明子さん(48)で結成。

 以来、ファミリー向けのコンサートやイベントに引っ張りだこの存在でもある。

「『エビカニクス』は、2002年に発表してから、じわじわと保育園・幼稚園の先生や子どもたちの口コミで広まっていきました。とはいえ、曲だけがひとり歩きする状態で、私たちのことを知っている人は少なかった。4年前に動画をYouTubeに公開したことで、爆発的に広まったんです」(ケロ)

 それが評判となり、今年7月には大手レコード会社からこれまでの楽曲のベスト盤を発売し、話題となった。

「それまでは“エビカニクスを歌っている人”だったのが、『ケロポンズ』として覚えてもらえるように。最近は小学生になるうちの娘のクラスメートからサインをねだられたり、近所の店のおばちゃんから野菜をプレゼントされたり、14年前の曲が今になってこんなに反響を呼ぶなんてビックリです」(ポン)

「実は、甲殻類のアレルギーが…」

 口コミ、YouTubeへの動画公開を経て、大ブレイクを遂げた『エビカニクス』。成熟するまで月日を要した曲だからこそ、こんなエピソードも。

「発表当時、園児として踊っていた子が今は保育系の学生になっていたりして。コンサート会場で“エビカニクスで育ちました!”なんて言われるんです。子どもの成長とともにこの曲も育っていったと思うとうれしいですね」(ケロ)

 YouTubeの再生回数が1400万回に届く勢いの『エビカニクス』は、勢いそのままに現在は英語、中国語、スペイン語バージョンも公開中。1度聴くと「エビカニクスで踊っちゃおう~」というフレーズが耳から離れなくなるこの曲。いったい、どうやって生まれたのか? 

「食事をしながら打ち合わせをしていたときに、“エビ、カニ、エビカニエビカニ、わー!!  ってやったら面白くない? エアロビクスとかけて、エビカニクスとかどう?”なんてお酒の力も借りて盛り上がっているうちに(笑)。でも、私は甲殻類アレルギーがあって、エビやカニが食べられない。食べると、お岩さんみたいに顔が腫れてしまう……」(ケロ)

「地方に行くとイベントの主催者の方が気を遣ってご当地のエビやカニを振る舞ってくれるのですが、ケロさんは食べられない(笑)。私が全力で美味しくいただきます!」(ポン)

 なんという衝撃の事実! エビとカニを食べられないのに、あんなに楽しそうに歌うなんて逆にすごい! 「子どもを楽しませるには、まずは大人が楽しまないと!」とケロさんは笑いながら話す。

「自分たちがつまらない気持ちでステージに立っていたら子どもたちも盛り上がらない。楽しむ気持ちを置いてけぼりにしてまじめなものを作ろうとすると、子どもたちに見破られる」(ケロ)

「子どもって、シンプルで覚えやすいものを好みます。覚えやすかったら大人も一緒に楽しめる可能性が高いですよね!?  『エビカニクス』の振り付けも本格的なエアロビの動きではなくて、なんちゃってエアロビ。みんなで一緒にできるから、ここまで広まってくれたのかなって」(ケロ)

 シンプルだからこそ誰でも楽しめる。ケロポンズのステージがエンターテイメントの枠を超えて、親、保育園・幼稚園の先生たちにとって“育児のコミュニケーションツール”としても重宝されているのは、子どもたちと一緒に楽しむヒントがたくさん発見できるから。

 実際、ケロポンズ効果を目の当たりにした保育園の先生たちからは、こんな声が聞こえてきた。

「普通に体操をするよりも、『エビカニクス』を流しながら子どもたちと一緒に作ったエビとカニのお面をかぶって体操したほうが私たちも園児も盛り上がる(笑)。私たちが楽しそうにしていると、子どもたちも生き生きするんです。私たち先生にとってもケロポンズはアイドルです」

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最終更新:9/4(日) 17:21

週刊女性PRIME

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