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【MLB】優勝を機に、”広島・黒田の今オフ引退”と米メディアが大胆予想。「将来的にヤ軍やド軍は指導者として希望」

ベースボールチャンネル 9/4(日) 11:00配信

満身創痍のシーズン。投手陣に絶大な影響力

 ハイペースでVロードを突き進む鯉が久々に小休止した。首位・広島は3日、ヤクルト戦(神宮)に1-3で黒星。連勝は4で止まったものの、2位・巨人も敗れたためリーグ優勝へのマジックナンバーは「6」に減った。これまでと変わらず最短での優勝日は7日に本拠地・マツダスタジアムで行われる中日戦だ。

 この日、中6日で先発マウンドに立ったのは黒田博樹投手。
 41歳のベテラン右腕は5回を105球、5四死球5安打3失点と制球に苦しみながら精彩を欠いて今季8敗目を喫した。しかしながら、満身創痍のまま体にムチを打って必死の力投を続けている右腕の頑張りは誰もが認めるところ。2009年8月15日のダイヤモンドバックス戦で右側頭部に打球を受けて降板して以来、慢性的に右頸部(けいぶ)の神経根症を抱えていることは有名な話だ。

 今季はその患部がシーズン序盤から繰り返し悲鳴を上げながらも「ギブ・アップ」しないのは、いよいよチームとして25年ぶりの悲願達成が目前に迫っているからこそ。ここまで今季2度の登録抹消があったが再登録はそれぞれ順に11日後、12日後といずれも長期離脱とはならずほぼ最短に近い形で復帰を果たしている。

 しかしながら生まれ育ったカープで初めて勝利の美酒を味わう日が目前に迫り、海の向こう、アメリカからはこの優勝を機に、日米通算20年の現役生活にピリオドを打つのではないかと予測する声が上がり始めているのだ。

米古巣2チームが指導者として迎えたい意向も?

 2日(現地時間)に米スポーツ専門局ESPNで放送された番組『ベースボール・トゥナイト』で日本球界復帰2年目の黒田に関する話題が取り上げられ、アンカーが次のように述べていた。

「黒田がメジャーリーグ・パドレスなどからの好待遇オファーを蹴って古巣の広島東洋カープへの復帰の道を選び、我々を驚かせたのは2014年のオフ。それから約2年の月日が流れ、彼はようやく最後の目標を達成しようとしている。カープがゴールインを果たした時、黒田もまた自らの現役生活に幕を引く決意をする可能性は非常に高いと言えそうだ」

 ややまわりくどい表現だったが、ESPNは黒田が今季限りで引退する可能性について指摘していた。

 米球界が黒田の今オフの去就を注視しているのは確かだ。

 同番組内でも「ヤンキースやドジャースが将来的に黒田を指導者として再びチームに迎え入れたい意向を持っているようだ。だからこそ彼が現役引退の道を選ぶようであれば、この2チームはすぐに何らかのポジションを用意してオファーをかけることになるかもしれない」と大胆に予想されていた。

 いずれにせよ、このメジャー強豪2球団から今もなお熱い視線を送られているところは、やはり黒田に指導者として必要な「人徳」と「品格」が兼ね備わっていることが大きな理由と言えそうだ。

 ただし、一方の広島も今季限りで契約切れとなる黒田に今オフ、まず間違いなく契約更新のオファーを出すであろう。まずはリーグ優勝、そしてポストシーズンに集中することになるが、今季終えた後に果たして41歳右腕はどのような決断を下すのかが注目される。


臼北信行

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:9/4(日) 11:00

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