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電車に轢かれ、左の前あしと後ろあしを失った二本あしのワンコ・すみれちゃんの軌跡

ダ・ヴィンチニュース 9/4(日) 9:00配信

 迷子になった元保護犬の柴犬“すみれちゃん”の軌跡を追った『二本あしのワンコ すみれちゃん、生きる』が2016年9月17日(土)に発売される。

 すみれちゃんは、2016年4月9日、群馬県前橋市内の上毛電鉄線路内で電車に轢かれ、左の前あしと後ろあしが失われた状態で警察官に保護されたメスの柴犬。事故の日は土曜日で、市役所などに連絡がつかず飼い主もわからぬまま。保護された警察署では、「拾得物」として、けがの治療もされず、ケージの中で水だけを与えられて2日間を過ごしたという。

 月曜日、ようやく飼い主さんと連絡がついたとき、傷口にウジがわくほど状態は悪化していた。飼い主さんは「安楽死」さえ考え始めたという…。しかし、事故から6日後、獣医師による断脚と断尾という手術を受け、かろうじて命をつなぐことができた。だが左の二本のあしとしっぽのほとんどを失ってしまう。この事故の後、すみれちゃんの飼い主が譲渡に関わった動物保護団体に変わることとなる。

 大けがを負ったすみれちゃんだったが、事故から2カ月の間、車いすでの散歩もできるようになり、犬らしい表情も戻るようになるなど、驚異的な回復力を見せることに。しかし、身体の傷は癒えても、すみれちゃんが心に負った傷の深さは測り知れないものがある。同書は、こうした出来事が二度と繰り返されないようにとの願いから作られた一冊。すみれちゃんの軌跡をたどることは、命を預かることの責任を問いかけている。二本あしのワンコが伝えてくれた「命」の重み、そして「生きることをあきらめない」大切さを改めて実感できるだろう。

著者:すみれのしっぽ
柴犬・すみれちゃんを応援するボランティアの仲間たち。群馬わんにゃんネットワークが母体となっている。群馬わんにゃんネットワークは、2007年12月、人と動物がともに幸せに生きられる環境づくりを目指し、特定非営利活動法人(NPO法人)として設立。群馬県高崎市を中心に活動し、適性飼養に関する啓発、避妊・去勢手術の推進、犬や猫を迎えてくれる「あたたかい家族をさがすプロジェクト」などを行っている。群馬県、前橋市、高崎市犬・猫譲渡事業登録団体。

写真:sora
動物が大好きな写心家で保護犬、保護猫の撮影ボランティア。2016年4月、大けがをしたすみれちゃんを支えるために、フェイスブック上に立ち上げたコミュニティ「すみれちゃん応援団」の管理人を務めている。

※掲載内容は変更になる場合があります。

最終更新:9/4(日) 9:00

ダ・ヴィンチニュース

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