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生まれ変わった2代目ポルシェ パナメーラの秘密

GQ JAPAN 9/5(月) 22:11配信

ポルシェ初のセダンとして2009年に登場したパナメーラが、今年6月フルモデルチェンジを受け2代目となってデビューを飾った。プラットフォームだけでなくパワートレインも刷新した新型は、如何なる進化を遂げたのか。日本上陸を前に、ドイツ・ドレスデンで開催されたワークショップでそのポテンシャルを探った。

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ドイツはシュトゥットガルトの本社隣接地に、2008年末に完成されたポルシェ博物館。奇抜な外観が目を引くその施設を訪れる幸運に恵まれたとしたら、是非チェックをして欲しい1台がある。

そのモデルの名は「タイプ754 T7」。これが、かの初代911のプロトタイプであることは一見して明らかだ。が、実際に発売されたモデルの流麗なルーフラインとは異なり、ノッチバック・デザインが採り入れられたそのルックスは、率直なところどうにも“スタイリッシュ”とは言いかねるものであった。

そんな“醜さ”ゆえに、計画がキャンセルされたともいわれるこのモデルは、後席にも大人2人がゆったり乗れることを考慮したパッケージングを特徴とする。その後も、フル4シーターで4ドアを備えた様々なモデルを計画しては立ち消えとなって来たのが、実はポルシェ社の“影の歴史”でもあるのだ。

「際立ってスポーティでありつつ、4枚ドアを備えたフル4シーターのパッケージング」は、ブランド創業以来の悲願だった。それゆえ、SUVであるカイエンを経て、ついに2009年に発表された“初のセダン”であるパナメーラは、ポルシェにとってはまさに積年の思いを実現させた、記念すべきモデルでもある。

そんなパナメーラの2代目モデルが発表され、詳細を知る機会が与えられた。オールニューモデルのローンチの折、国際試乗会に先駆けて行われるワークショップが開催されたのだ。

ワークショップの舞台は、旧東独領ドレスデン郊外のサーキット。勉強会にもかかわらずサーキットが用いられるのは、ポルシェのワークショップでの通例。自身でのドライビングは叶わないものの、新型が備える走りのポテンシャルを、テストドライバーが駆るモデルのサイドシートで、体験してもらおうというプログラムが組まれるからだ。

SUVであろうがセダンであろうが、すべてのモデルは911に帰属する──改めて、そんなクルマづくりのポリシーを印象付けるかのように、従来型の雰囲気を受け継ぎつつも、911との関連性をより強くアピールする新型のスタイリング。

ホイールベースは30mm延長されたもののサイズはほぼ同等で、ボディの骨格を成すのは、スチールに加えアルミニウムを中心としたマルチマテリアル化が推進され、大幅な軽量化が施された新アイテム。ポルシェが開発の責任を負った「MSB」と称されるこのモジュラー骨格は、今後VWグループ内の他の大型モデルにも展開されていくという。

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最終更新:9/5(月) 23:08

GQ JAPAN

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