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「残り全部勝つ」という落とし穴。ハリルジャパン自滅の不安とは?

webスポルティーバ 9/5(月) 14:30配信

 1-2で敗れた9月1日のUAE戦のあと、FW本田圭佑がこんなことを言っていた。

「苦しい状況になったが、このあとは(9試合)全勝するぐらいの気持ちでいく」

【写真】試合後、憮然とした表情で引き上げる本田圭佑と酒井宏樹

 翌日にはハリルホジッチ監督も、選手たちにこんな言葉でハッパをかけている。

「残り9戦すべて勝つ」

 9月1日に開幕したロシア・ワールドカップ・アジア最終予選。ホーム&アウェー方式が採用された1998年フランス・ワールドカップのアジア最終予選以降、初戦を落としたチームはすべて予選で敗退しているという事実が、日本代表に重くのしかかる。

 初戦に敗れたチームが過去に出場権を掴めていないのは、それだけ敗戦のショックやダメージが、その後の戦いに影響を及ぼすということだろう。残り9試合、全部勝つ――。本田やハリルホジッチ監督がそう言って、タイとの2戦目からの巻き返しを誓うのは、当然のことだ。

 もっとも、初戦を落とし、追い込まれた状態の日本代表にとって、「残り9試合、全部勝つ」という目標は、最終予選を戦ううえで“落とし穴”になりかねない。「全勝する」という目標に意識が傾き過ぎて、力んだりするようだと、危ない。

 ホームで痛恨の逆転負けを喫したUAE戦。誤審があったのは間違いないが、目を逸らしてはならないのは、真っ向勝負を挑んできたUAEに敗れたという現実だ。

 UAE戦は、アジア勢とのホームゲームでよくあるように、ベタ引きする相手を攻めあぐんだわけではない。リードを奪った後半はともかく、それまでの時間帯では、UAEはラインを高く保って攻撃を仕掛けてきた。

 そんなUAEに対して日本はパスをつながれ、何度かチャンスを与えてしまった。シュート数は、日本の22本に対してUAEは9本。ボール支配率も、日本の64%に対してUAEは36%だったが、日本の決定的なチャンスは5回ぐらいしかなかった。

「我々は日本代表をずっとフォローしてきたし、2011年のアジアカップのパフォーマンス(日本が優勝を飾ったカタール大会)も見ているが、今日は最悪な状況に見えた」

 試合後の会見では、外国人記者からこんな質問が飛んだ。また、内弁慶の傾向が強い中東のチームであるUAEに、日本のホームゲームで真っ向勝負を挑まれたという事実からも、日本代表のチーム力が衰えてきているという現実が浮かびあがる。

 一方、タイはUAE同様、近年メキメキと力をつけているチームだ。

 アウェーで迎えた最終予選初戦のサウジアラビア戦では0-1で敗れたが、内容は互角以上。30分にはペナルティエリア内で受けたファウルがエリア外と判定されてPKを見逃され、終盤には微妙な判定で逆にPKを宣告され、決勝点を奪われてしまった。

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最終更新:9/5(月) 16:25

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