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ポスト・セリーナは大坂なおみ? 全米OPベスト32の将来性

webスポルティーバ 9/5(月) 14:50配信

「悔しいですか?」という問いに、大坂なおみはいつものようにか細い声ではあったが、キッパリと「はい」と答えた。18歳で初めて出場したUS(全米)オープンで、あと2ポイントが取れれば、ベスト16に進出……しかし、大坂は取ることができなかった。

【写真】試合に勝利するとコート上で感情を爆発させる大坂なおみ

 1回戦で大坂は、第28シードのココ・バンデウェッジ(30位、アメリカ)を、6-7(4)、6-3、6-4。いきなりシード選手を破り、見事初勝利を手にしてニューヨークでも大物ぶりを発揮してみせた。

 ファイナルセット第7ゲームでは、大坂は0-40のピンチを迎えたが、最速となる時速201kmのサービスエースで30-40にし、さらに時速192kmのセンターへのサービスエースを放ってデュースにして、ハートの強さを見せつけた。大坂にとってのアイドル、セリーナ・ウイリアムズは困難な状況時にこそいいプレーをするが、それをイメージしながらいいテニスをやってのけた大坂の非凡さが感じられた場面だった。

 ちなみに、大坂の時速201kmのサーブは9月2日時点で、女子選手の中では第1位で最速だ(セリーナは第3位で時速194km)。

 2回戦では身長186 cmの段瑩瑩(インイン・デュアン/103 位、中国)とのパワー対決を制し、6-4、7-6(3)で破った。第2セットのタイブレークでは、「お母さんとお姉さんが3回戦の応援に来る」と気持ちを奮い起こして勝負を決めた。18歳10ヶ月のUSオープン3回戦進出は、日本女子では最年少記録となった。

 第8シードのマジソン・キーズ(9位、アメリカ)との3回戦は、USオープンのセンターコートであるアーサー・アッシュスタジアムで行なわれた。キーズは、サーブとフォアハンドストロークが武器で、今年5月に初めてトップ10入りをしたアメリカ期待の21歳だ。

 大坂のトップ10プレーヤーとの対決は、ローランギャロス(全仏)3回戦でのシモナ・ハレプ戦以来2度目だが、大坂はフロリダ州のフォートローダーデールから応援に駆けつけた母・環(たまき)さんと姉・まりさんの前で堂々とプレーしてみせた。

 大坂は、得意のサーブやフォアハンドストロークでキーズと互角以上に打ち合い、第1セットを奪われたものの、第2セットでは第9ゲームをワンブレークしてセットオールに持ち込んだ。

 さらにファイナルセットも、大坂はミスの多いキーズを攻め、第1、第5ゲームをブレークして5-1として勝利まであと1ゲームと迫った。だが、そこからキーズの反撃が始まった。

「トップ10選手であるキーズは集中力を切らさず、ミスを減らしレベルを上げてきた」

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最終更新:9/5(月) 14:50

webスポルティーバ

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