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入札に支障だから過去の予定価格は非開示、という謎理論 --- おときた 駿

アゴラ 9/5(月) 16:32配信

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

先日ブログにて報告した海外視察経費に関する「黒塗り資料の中身」、非常に大きな反響をいただきまして、地上波のニュースにいくつも取り上げていただきました。

特に昨日のテレ朝・モーニングバードの特集は長時間&詳細で、大きくフォーカスしていただけたことに感謝です。一人でも多くの都民・国民に実態を知っていただくためには、やはりテレビの力が一番ですからね。

“過去記事:東京都と舛添要一氏がひた隠しにした「黒塗り資料」がついに一部公開!海外出張予算、その驚愕の内容とは…(http://otokitashun.com/blog/daily/12500/)”

しかし手前味噌ながら、こうした地方議会レベルのネタをネット発→地上波への流れで取り上げてもらう流れを確立したことには、少なからず私のブログ・情報発信も貢献できている気がします。

で、黒塗りの理由として示されたのは

「入札業務に支障が出る恐れがあるので、価格が推測される部分は開示してこなかった」

というもので、これに対しては一様にコメンテーターの方々は

「(過去の)予定価格が知られたところで、それを参考に安く価格を提示したところが応札するだけでは?」
「むしろ開示した方が、(競争原理が働いて)値段がどんどん下がっていくはず」

という指摘をされていまして、私もこれは至極もっともだと思います。さらには元都庁勤務で地方行政の研究科である佐々木信夫氏も、

「昔はこうではなかった。いつのまにかこうなっている」

と話していますし、他の地方自治体の方に聞くと「うちは公開している」「東京都が特殊なのでは?」と口々に言われることが多いです。

これ、本当に謎なんですよね。都職員から説明を聞いても

「予定価格が推察されると、入札に影響を及ぼす可能性がある」
「都の内規でこういった対応をするように統一している」

というばかりで、まったく腑に落ちません。そりゃ「入札に影響」はあるでしょうけど、本来ならその価格を目安として健全な競争原理が働くだけの話です。

今回開示されたむちゃくちゃな予算・価格設定に鑑みると、どう考えても

「自分たちにマトモな価格設定をする能力・意思がないので、入札業者に丸投げします」
「でもそんなことは口が裂けても言えないので、黒塗りにして数字は隠しておきますね」

という風にしか見えないのですが…。

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最終更新:9/5(月) 16:32

アゴラ

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