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ハリル監督を悩ます日本代表“永遠の課題” 「もう少しリアリストに…」と決定力向上を要求

Football ZONE web 9/5(月) 22:30配信

初戦でも散見された拙攻 「得点を仕留めるところに少し問題がある」

 日本代表は6日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節の敵地タイ戦に臨む。UAE戦(1日/1-2)の敗戦から立ち直りたいバヒド・ハリルホジッチ監督は、「選手にはもう少しリアリストになってほしい」と決定力向上を第2戦への修正点として挙げている。

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 絶対に負けられない初戦を落とした日本が次に挑むのは、敵地でのタイ戦だ。FIFAランキングでは日本の49位に対してタイは120位と日本が圧倒的に格上だが、タイも初戦はアウェーでサウジアラビアに0-1と健闘した。

 ハリル監督は敵地での一戦に向けて「国内でかなりいい試合をするのがタイ代表だ。すごく速くプレーし、連続プレーも速い」と警戒心を強めている。連敗は許されない状況だけに「次の試合に向けて強い気持ちを持っていかないといけない」と必勝を誓っている。「今のところ、選手たちも元気な様子で、素晴らしいトレーニングができている。この試合、勝利を探しにいく準備はできている」と臨戦態勢は整っている。

 まさかの黒星スタートで意気消沈した日本。多くのチャンスを作りながら得点できないという長年つきまとう決定力不足が原因となって、自ら苦しい状況を招いている。指揮官は相手に止めを刺す決定打に欠ける攻撃の精度改善を課題に挙げ、「我々の選手にはもう少しリアリストになってほしい」と得点を奪いきることの重要性を強調した。

「批判は受けるが、バヒドを批判してくれ」

「我々はバルセロナではない。ただ前回の試合は25回シュートがあった。そして13回ほど得点チャンスもあった、16メートルの中で17回シュートを打った。世界のいろんな国を見れば分かるが、統計上はどの国にも劣らないビッグチャンスを作ったと思う。ただ、得点を仕留めるところに少し問題があると思う。得点を取ったにもかかわらず、時々ゴールが拒否される。これが最後の拒否であってほしい」

 どうしてもアジアでの戦いでは、欧州でプレーする選手の合流が遅れるなど調整が困難になることは避けられない。ハリル監督は「この合宿は今までで一番調整が難しかった。3、4人以外はいつも何かが足りない状態で参加していた」と、就任以来で最も苦しい戦いを強いられているとの苦悩も明かした。UAE戦の黒星によって代表チームに対する批判も噴出しているが、難しいコンディションでプレーする選手たちも多いことから「批判は受けるが、バヒドを批判してくれ」と選手をかばった。

 グループB最大のライバルであるオーストラリアを率いるアンジェ・ポステゴグルー監督から「この結果(日本の敗戦)はサプライズじゃない」と断言されるなど、アジアで威信を誇っていた日本の地位が揺らぎ始めている。ハリルジャパンは敵地での一戦で白星をつかみ、初戦で味わったショッキングな敗戦を払拭できるだろうか。最終予選の行方を左右する大きな一戦になることは間違いない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/5(月) 22:30

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