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AC/DC元ドラマー、フィル・ラッドが心臓発作から順調に回復:「アクセル・ローズと一緒にステージに立つのはごめんだ」

ローリングストーン日本版 9/5(月) 17:00配信

「まさか自分が心臓発作を起こすなんて思いもしなかったが、今は元気さ。体にはステントが入ってるがね」

AC/DCのアンガス・ヤングが語る、引退の可能性とマルコム・ヤングの健康状態

AC/DCの元ドラマー、フィル・ラッドが心臓発作で緊急手術を受けたことは広く報じられたが、本人は順調に回復しており、そう遠くないうちにドラムを叩けるようになるはずだという。「まさか自分が心臓発作を起こすなんて思いもしなかったが、今は元気さ。体にはステントが入ってるがね」ラッドはニュージーランド・ヘラルド紙にそう語った。

「自宅で過ごしていた時に、いきなり何かがおかしいと感じたんだ」ラッドはこう続ける。「胸に経験したことのない痛みを感じたんだよ。うちのメイドにすぐ病院に連れて行ってもらったんだけど、検査を受けてみて自分が心臓発作に襲われたってことを知ったんだ。動脈が詰まっちまってて、即入院して手術を受けることになったんだよ」

手術を受けたラッドの腕には、現在もステントが残っているという。「ステントを入れるのは腕なのに、アソコの毛を剃らなきゃいけないのは理解できなかったがね」ラッドはそう話す。「手首に小さな傷が残ったけど、それだけさ。毛も生えてきてるし、今はピンピンしてるよ。頰だって健康的な色をしてるだろ」

手術以外にも、2015年にドラッグ所持および脅迫容疑で収監されるなどトラブルが絶えないラッドだが、条件付きの釈放期間を終え、現在は10月に行われるツアーに向けて動き始めているという。またイギリスでの滞在中には、ポール・マッカートニーが設立したリバプール芸術学校のドラマー育成コースに、ゲスト講師として出席する予定だという。

アクセル・ローズと一緒にステージに立つのはごめんだ

様々なトラブルを乗り越えたラッドだが、AC/DCへの復帰に心から望んでいるというわけではなさそうだ。アクセル・ローズをヴォーカルに迎えて現在アメリカツアー中のバンドを、ラッドはAC/DCだと認めていないという。「アンガスが望むならバンドに戻るつもりさ。でもアクセル・ローズと一緒にステージに立つのはごめんだ」ラッドはそう話す。「俺はやつのことを評価してないんだ」

過去のラインナップも含め、AC/DCのメンバーが健康面のトラブルに見舞われたのは今回が初めてではない。難聴を訴えていたシンガーのブライアン・ジョンソンは、聴覚の完全喪失の懸念があるとされ、今後ツアーに参加しないことを表明している。またギタリストのマルコム・ヤングは2014年に痴呆症を発症し、バンドを脱退している。

現在のAC/DCが置かれた苦しい状況も、ラッドにバンドへの復帰を思いとどまらせる可能性もある。ベーシストのクリフ・ウィリアムズは、7月にこう発言している。「40年にわたって彼らと時間を共にしてきたが、俺は今回のツアーを最後にツアーとレコーディングの両現場から退くつもりだ。マルコムが抜け、フィルとブライアンをめぐるトラブルを経験したこのバンドは、もう俺の知っているAC/DCじゃないんだよ。直感的に今が引き際だと感じてるんだ」

Translation by Masaaki Yoshida

DANIEL KREPS

最終更新:9/5(月) 17:00

ローリングストーン日本版

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