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【MLB】上原浩治の復帰にファレル監督「リリーフ陣の層が厚くなる」。一方、リハビリ登板なしの懸念も

ベースボールチャンネル 9/6(火) 6:50配信

アキレス腱だった、8回を埋められるか

 右胸筋痛で、7月20日より故障者リスト(DL)入りしていたレッドソックスの上原浩治が復帰する。現地時間9月5日(月)より登録され、翌火曜日からの登板が予定されているという。『MLB.com』では、上原の復帰を歓迎するジョン・ファレル監督のコメントを紹介している。

“This has the chance and the potential to be a viable and an important addition to the bullpen late in games.“
「これで、ゲーム終盤を受け持つブルペン陣の層がぐっと厚くなることになる」

 確かに、最近のレッドソックスのブルペンでは本来上原の役割である8回がアキレス腱だっただけに、彼の復帰は朗報だ。

 記事では、上原は今季の防御率4.50であり、年齢(41歳)的な衰えを感じさせるものの、戦線離脱寸前の8度の登板だけを見れば、防御率2.70であることを紹介している。

 さらに上原はレポーターへ通訳を通じて「コンディションは100%」と、語ったという。

マイナーでのリハビリ登板なしの理由

 しかし、懸念点もなくはない。マイナーリーグのレギュラシーズンは基本的に9月の第1月曜日の「レイバーデイ(「労働者の日」で、祝日。今年は5日)」で終了してしまうため、実戦でのリハビリなしでの復帰となってしまうことだ。したがって、投球が可能な状態であるならばメジャーに復帰させざるを得ないという現実もあるのだ。

 上原のこのタイミングでの復帰に関しては、地元紙『ボストン・ヘラルド』はややシニカルな論調だ。

Why activate Uehara a day before he's ready? Well, it's September, and with expanded rosters, the disabled list essentially becomes obsolete.
火曜日から登板なのに、なぜ上原をそれ以前に復帰させるのか?それは、9月になり、ロースター枠が(それまでの25人から40人に)拡大し、故障者リスト入りさせておくことが無意味になったからだ。

 メジャーでは、DL入りした選手の復帰時期に関しては、当該箇所の回復やリハビリの進捗度のみならず、その球団の編成上の都合も考慮されることがある。

 故障者の復帰は、その登録枠の穴を埋めていた選手の降格も意味するからだ。今回の上原のDL明けは、9月に入りマイナーでリハビリ登板することが物理的に不可能なことに加え、登録枠上の問題がなくなったことも作用してのことだというのだ。

 6日のパドレス戦から、上原はどんな投球を見せてくれるだろうか。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:9/6(火) 6:50

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