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ミッション系学校の生徒が偽装工作? 「ゆとり世代」の牧師が語る今ドキ教会の“リアル”

Book Bang 9/6(火) 8:00配信

『キリスト教のリアル』(ポプラ社)に収録された座談会に登場した川上咲野さん(日本基督教団牧師)を招き、同じく「ゆとり世代」にくくられる若手牧師の本音と実生活に迫ろうというトークイベント「ゆとりボクシですがなにか」が6月10日、東京・銀座の教文館で開かれた。登壇したのは川上さんのほか、聖学院中学校高等学校チャプレンの百武真由美さん、日本ナザレン教団小岩教会牧師の稲葉基嗣さんで、いずれも1984年以降の生まれ。同書の編著者である松谷信司(キリスト新聞社)の司会で、教会で感じた世代間ギャップや、「若手」ならではの苦悩、今後の展望などをフランクに語り合った。鼎談の一部を抜粋して掲載する。全編を収録した動画は以下のリンクで視聴可能(http://bit.ly/299xyIt)。

キリスト教学校のリアル

松谷 キリスト教学校の「リアル」について教えてください。

百武 入学してくる生徒の9割は聖書の開き方すら分かりません。でも、ここでキリスト教に出会って礼拝をした子どもたちは、その種を一生持って生きていくんだなと実感しています。ただ、教会に対するキリスト教学校の価値はあまり評価されていないのが現状です。教会から「お宅の生徒がうるさい」とか「礼拝中に寝ていた」といったお叱りを受けることも多いのですが、「申し訳ありません」と謝りつつ、そこでその子どもたちを起こしてくれるような「言葉」に触れさせてほしいなとも思います。

松谷 週報(教会で配られている礼拝の式次第)だけもらって帰る生徒もいるとか。

百武 そうですね。たまに「週報強奪事件」が起きると、生徒を連れて謝りに行かなければなりません。他にも「週報偽造」とか……。

川上 ありますよね。

百武 レポートに週報を張って出すことになっているので、架空の教会を作るんです。「そのエネルギーがあったら教会に行けば」とも思いますが。

松谷 考えますね。

百武 でも、そういう子が卒業後にクリスチャンになっていたりすると、「やっぱりね」と思います。

松谷 川上さん自身はキリスト教学校のご出身ですが。

川上 宗教主任の先生が素晴らしい尊敬できる牧師で、この人のようになりたいと思って同じ大学の神学部に行きました。この人と出会っていなかったら、牧師にも聖書科の教員にもなっていなかったと思います。

百武 そんな生徒がいたら嬉しいですね。

松谷 稲葉さんの教会にも聖学院の生徒がいらっしゃるそうですが、学校との関係をどうお考えですか。

稲葉 実際、どのように受け入れたらいいのかなと悩みますね。できればそういう子どもたちにもキリスト教を信じてほしいと思いますが、何を求められているのか、どういうアプローチが求められているのかなと。

百武 学校として年1回、近隣の教会の方々をお招きする懇談会を開いていて、学校として教会に願っていることや、学校が教会のためにできることについては話すようにしています。せっかく生徒が行っても、教会の方が気を使って聖書と関係ない話をしてくださったりするんですが、「ありがたいけどそうじゃない」と思ってしまいますね。

松谷 「単位目当てで来るな」と追い返す教会もあるという話を聞きました。

百武 「献金しなかったら怒られた」という生徒はいました。教会の立場からすれば言いたくなる気持ちもわかりますが、生徒には気の毒なことをしたなと。

松谷 生徒の立場を経験している身として、教会で心がけていることはありますか?

川上 初めて来る生徒にとって教会は閉ざされた空間なので、勇気を持ってきてくれた子どもたちには必ず本物の礼拝を体験させたいと思っています。説教も妥協しません。

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最終更新:9/6(火) 8:00

Book Bang

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