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“プレミア最強説”にスコールズが苦言 「スペインがベスト」「スポンサーマネーが邪魔」と力説

Football ZONE web 9/6(火) 14:30配信

「イタリアのリーグは劣っているとも聞くが、それはよく見ていないだけ」

 イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの中盤を長年支えたレジェンドであり、元イングランド代表MFポール・スコールズ氏が、プレミアリーグを“世界トップ”だと認識している関係者やファンに苦言を呈した。英高級紙「ガーディアン」に対して「プレミアはベストリーグではない」と語っている。

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「よくイングランドが世界のベストリーグだという言葉を聞く。だが、私はスペインがベストであると考えているし、ドイツにもより優れたチームがある。イタリアのリーグは劣っているとも聞くが、それはよく見ていないだけではないか。ユベントスは世界中のすべてのクラブを倒し得る。去年、マンチェスター・シティは簡単に彼らに負けたではないか。彼らは守ることしか考えていないという言葉も聞くが、それは事実ではない」

 スコールズ氏は、イングランドの「自国こそが最強」という風潮に疑問を呈している。そして、イタリア王者ユベントスと昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで対戦して2連敗のシティを例に挙げ、イタリア勢を下に見るのはよく見ていないからだと語った。

「ヨーロッパのカップ戦を見れば、スペインが最も優れているのは明らかだ。昨季のCLとUEFAヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝に進出した16チームのうち、6チームがスペイン勢。ほぼ半分にあたる。イングランドは2つだけだ。ベストプレーヤーは、スペインまたはバイエルン、ユベントスに行く。ベストプレーヤーの1人だったギャレス・ベイルも、我々のリーグを後にした。リオネル・メッシやネイマールをプレミアリーグで見ることだってできない」

 スコールズ氏は、プレミアリーグのクラブをスペインの上位クラブ、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘン、ユベントスの次にあるレベルだと考えているようだ。

イングランドはエンターテイメント寄り

 今夏の移籍市場において、プレミア勢は2位のイタリア・セリエAに対して約2倍差の金額を移籍市場に投下して大補強を行った。とはいえ、スコールズ氏の語るトップクラブの主力から引き抜いたのは、ユナイテッドがフットボール史上最高額の約123億円を投じて、ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバのみだ。そうしたベストプレーヤーはプレミアでプレーしていないと主張している。

 そして、イングランドサッカーの力を削いでいる原因こそ、巨額の資金を生むスポンサーシップにあると語った。

「スポンサーマネーにより、イングランドはサッカーよりもエンターテインメントに寄っている。そして、トップクラブの振る舞いも正しくない。彼らは3試合か4試合に負けただけで、すぐに監督をクビにしようとする。それもスポンサーマネーとエンターテインメイン性を求めることの影響だ。監督は職を失うリスクを近いところに感じながら仕事をする。そうした状況は、イングランドサッカーのレベル向上を大きく邪魔している」

 スコールズ氏は、有り余る資金力があるが故に失っているものが大きいことを強調。来週にはCLとELの本戦が始まるが、プレミア勢はスコールズ氏の苦言と危惧を杞憂に終わらせるような結果を残せるか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/6(火) 14:30

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